【牛久ハンスト】被収容者からの手紙

Posted on: 2010年 05月 20日

以下は、SYI が牛久でハンスト中である一収容者から受け取った手紙の翻訳。
長文であるため、SYI が小見出しをつけた。

面会で手紙をうけとったときに、こうも告げられた。
「17日にふたたび会合をもちましたが、そこでは、ハンスト参加者は〔所内の〕ブロックを別にするぞ〔=ハンスト参加者と他の被収容者を隔離するぞ〕と言われました。くわえて、ハンスト参加者は全員出身国に送り返すぞ、とも脅されました。」

直後の抗議申し入れでは、山岡総務課長は「そういう話は聞いていない」などと受け答えをしていたが、いずれにせよ17日の入管職員の対応もまた、収容者の命がけの要求にたいする誠実な対応ではまったくなかったということだ。

手紙で伝えられる収容所内の実情には、あらためて絶句させられることばかり。
まだ先の見えない状況だが、収容者たちの抗議の意志表示に、入管は確実にゆさぶられている。

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↑ 牛久における不当な面会時間の短縮(ハンスト決行の翌日から!) ↑


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東日本入管センター 8Aブロック 被収容者より 2010年5月17日


1.収容所内の劣悪な環境
2.家族との別離、未成年者の収容
3.精神的拷問、そして自殺
4.仮放免手続きの問題
5.抗議のハンガーストライキ
6.4つの要求


 みなさまにご挨拶のほど申し上げます。わたしはいま東日本入国管理センター(茨城・牛久)に収容されている者です。 この手紙を差し上げたのは、わたしたちが入管収容所内で日々直面している問題について知っていただきたいからです。

 わたしたちが日本にやって来たのは、出身国での迫害から逃れるためです。ところが、難民資格を申請中であるにもかかわらず、わたしたちは入管に収容されてしまいました。そしてこの施設では適正な扱いを受けていません。


1.収容所内の劣悪な環境

 収容所での食事は非常に粗末なものです。冷たい米とまずいおかずが出されます。朝食には二切れのパン、かたいゆで卵、200mlのミルクまたはジュースが出され、それが毎朝続きます。昼食や夕食で出されるのは、腐りかけの魚、かたい肉、脂ぎったもの、ほんの少しのわかめが浮いているだけの塩味のスープ、といったものです。まずくて食べられないので、残す人が多くいます。少しでも食べやすくするために、スープの蒸気で他の食品が温まるようビニール袋に包んでみたら、袋は何に使われるか分からないので危険だといって、取り上げられてしまいました。そうやって、収容所内での生活を少しでも改善しようとすることさえ邪魔して、わたしたちの希望をくじくのです。

 このように栄養状態が悪いので、健康はすぐに損なわれます。収容所の医師は、きちんと診断もしないで痛み止めや抗ストレス剤をでたらめに出すだけです。ことしのはじめに、収容所内のあるブロックでは結核が流行しました。これが所内の粗末な医療環境のせいであるのは言うまでもありません。所内の空気も暑苦しくじめじめしています。まるで拷問を受けているような気分です。

 所内の施設・環境の全般が、わたしたちの生活状態を悪化させるものです。所内を自由に移動できる時間は、午前9時半から11時半と、午後1時から4時半までしかありません。それ以外は房のなかに動物のように閉じ込められたままです。房の畳は古くほこりまみれで、肌荒れや呼吸のアレルギーを起こします。寝るためには4つの毛布しか与えられないので、体が痛くなります。ロッカーや棚などまったくなく、紙袋があるだけです。ヒーターが午後10時に止まり、しかも冬だからといって毛布が追加されることはないので、冬には寒さに震えながら寝ることになります。

 所内には売店がありますが、出される食事が口に合わず、また差し入れも所内の売店で販売しているもの以外は許可されないので、売店の値段が割高な食べ物を買わされることになります。また、被収容者は文書のコピーをとるのに一枚300円も取られます。わたしは2008年から収容されていますが、そのように長期収容されていて日本に身よりもない人には、300円がどれだけ高額かお分かりでしょう。コピー一枚になぜこんなにお金がかかるのでしょうか。〔註:ただしこの段落のコピー代金300円については、収入印紙代のことかと思われる。〕


2.家族との別離、未成年者の収容

 わたしは日本に妻とたったひとりの息子がいます。わたしは2008年から収容されていますから、約2年も息子から引き離されているわけです。息子は7歳で小学二年生になりますが、わたしは息子とながらく会っていません。

 未成年者の収容も日本の入管では行われます。未成年者は社会的に保護されるべきでしょう。わたしたちのなかには、17歳で収容されたネパール出身の少年もいます。かれは約一ヶ月まえにストレスで精神状態を崩しました。不眠症になり、落ち着いていることができず、突然叫び出すようになってしまったのです。ところが、かれは医者に見てもらうどころか、独房に移送されてしまいました。こんなことが解決になるのでしょうか。これでは病状は悪くなるばかりでしょう? また、ごく最近、あるフィリピン人女性が品川入管内で心臓発作を起こして亡くなりました。こういうことが起こるのも、所内で適正な医療や診断が行われないためです。


3.精神的拷問、そして自殺

 所内では毎日のように、職員はわたしたちの精神をさいなむような扱いをします。それでわたしたちが怒り抗議すると、独房に閉じ込めるのです。これは日々少しずつ積み重ねられる拷問です。そうやって、わたしたちがこの国で平和な暮らしをかち取ろうとする意志をくじき、帰れば死ぬかもしれない出身国へと追い返そうとするのです。

 最近、わたしは所持していた睡眠薬を取り上げられました。長期の収容のせいで、それがないと眠れないのです。以後、眠れないつらい夜をすごすことになりました。その薬の所持は規則違反であるとのことで、わたしは懲罰のために独房に入れられました。テーブルもテレビもない三畳間で、監視カメラが設置されていました。トイレにはドアがないというのに、部屋の窓は開きません。壁には自殺するぞという訴えの落書きがあり、以前この部屋に移送された人の苦しみが伝わってきました。食事のときには箸さえも渡されません。こんな環境でまともな精神のまま暮らすことが誰にできるでしょうか。

 わたしはここに19ヶ月も収容されているので、最近こんなことに気づきました。所内のテレビではサイコホラーや戦争もの、暴力ものの映画がよく放映されるのです。こうしたものばかり見ていると、気がおかしくなります。数週間のサイクルで同じ映画が放映されます。平日にはBBCニュースが流されます。しかしその内容はよくわかりません。音声が英語から日本語へ、また逆へとひんぱんに入れ替わるからです。

 自殺もまた、入管内ではよくあるできごとです。Japan Times紙は、2000年から2004年までに23人が入管内で自殺してしまったと報じています〔訳者註:ここで触れられているJapan Times紙の記事は裏がとれていません〕。2009年には中国人とブラジル人が自殺しました。2010年には、すでに2月と4月に自殺者が出ており、これも報道されています。それらの自殺のほとんどは、共通の理由によるものです。かれらには家族がおり、非常に長いあいだ家族から引き離されてしまったがゆえに、それに苦しんだのです。入管政策そのものが改善されることがないかぎり、今後も自殺は起きつづけるでしょう。

 2月8日の自殺者は、ラファエル・ヨシモリというブラジル人でした。かれはすでにここ牛久に来る前に、1年半のあいだ刑務所に居ました。そのあいだにかれのビザが期限切れになったために、かれは自動的に牛久に移送されたのです。その3ヶ月後にかれは自殺しました。1年半の刑務所生活を送った人が、たった3ヶ月の入管収容所で自殺してしまったのです。入管収容所でわたしたちに加えられる精神的拷問がいかに耐えがたく危険なものか、このことがよく示しています。自殺するまえに精神を損なってしまい、医者にかからねばならない状態に陥る者さえいますが、その場合も医療を受けることはできません。


4.仮放免手続きの問題

 最悪の問題は、仮放免申請の手続きにあります。手続きの結果が出されるまでに非常に長い時間がかかります。そして許可がおりたとしても、仮放免時には50万円から300万円という大金をが身元保証金として払わねばなりません。現実上、収入がない人は収容所を出ることができないのです。

 仮放免申請者が必要なものを揃えることができれば仮放免となりますが、しかし何度目かの仮放免許可の更新のさいにふたたび身柄を拘束され収容されることがほとんどです。収容者はみな同じ経験をしています。これは日本人の犯罪者が、なにも悪いことをしていないのに再び逮捕されるということがありましょうか。なぜ難民申請者にだけこんなことを? わたしたちが出身国での迫害から逃れてここに来たことが悪いのでしょうか。みなさんが日本人でわたしたちが外国人であるからそうなるのか。これは人種差別ではないのか。


5.抗議のハンガーストライキ

 このような入管行政と被収容者への残酷な扱いに抗議して、わたしたちは今月10日にハンガーストライキを決行しました。当初の参加者は50から60人です。これは納得できる合意が達成されるまで続けます。しかし当局は、このストを中止しなければ、仮釈放が取り下げられ、しかも大村収容所(長崎)に移送されることになるぞと脅しをかけてきました。食事をとらないだけのことが何の罪で誰を傷つけているというのでしょうか。暴力的ではないかたちで自分の感情を表現する権利すらないというのでしょうか。メディアやNGOや国連に手紙を書いてはいけないとすら警告されました。なぜかれらは内部事情を隠そうとするのでしょうか。

 すぐにビザを出せとまでは言っていません。わたしたちは被収容者への公正で倫理にかなった扱いを求めてたたかっているのです。もちろん、難民申請や仮放免申請の審査も、いたずらに長期化し被収容者を苦しめることがないよう、もっと迅速に行われるべきですが。わたしたちは貴重な人生をなるべく価値あるものとしたいと思っています。出身国で迫害を受け、命を台無しにしたくはありません。

 ハンストが始まってから、いく人かの報道関係者がわたしたちを取材しようと訪ねましたが、面会は許されませんでした。わたしたちの表現の自由とメディアの報道の自由が妨げられたのです。

 一般の面会も、ストの翌日である11日から、もともと30分だったところが20分へと短縮されました。スト参加者が面会をするさいには、職員がひとり被収容者の横につくということすらなされています。ここは刑務所ではないし、わたしたちにはプライバシーや尊厳があります。真実が外に伝わることをそこまでして避けたいのでしょうか。

 ハンストの5日目には、早朝に職員が房のなかにどたどたと入り込み、わたしたちを叩き起こして連れ出し、体重を計りました。5人かそれ以上で、わたしたちひとりひとりを取り押さえながらそうしたのです。まるでわたしたちが暴れたから取り押さえているかのようでした。なぜそんなことをしたのか。体重の減少を見せつけて、ハンストを考え直させるため? まるで職員がわたしたちをおもちゃにしているようでした。さもなければ、わたしたちがもっと悪い状態に陥ることを待ち構えているかのようです。わたしたちはこのハンストを死ぬまで続けることを決心しました。このハンストは、わたしたち自身のためだけでなく、これから収容されるかもしれない人のためのたたかいでもあるのです。他の人をわたしたちと同じ目にあわせたくはありません。

 しかしながら実際、ハンストが長引くにつれて思うのは、わたしたちが決心した結果が本当に起きてしまうかもしれないということです。わたしたちはハンストを続けますが、日本の入管の人間たちにとってはわたしたちの命などたいした問題ではないということも分かっています。これまでに、遺書を書いて自殺をした人がでたときにも、入管の対応はそうでした。また、外部の医療機関で適切な治療を受けられなかったために、命を失った人もいるのです。どうか事態の改善のために、わたしたちを支援してください。最悪の結果がもたらされる前に、入管がわたしたちの状態について考え直すよう、働きかけてください。

 日本は国連に加わっています。ならば国連難民条約に従うことは当然ではありませんか。その第三条にはこうはっきりと書かれています。「締約国は、難民に対し、人種、宗教又は出身国による差別なしにこの条約を適用する」。では、わたしたちの身の上に起こっていることは一体何なのでしょうか。日本は国連の一員として自国が果たすべき役割について考え直すべきです。


6.4つの要求

 わたしたちの直面している状況について、わたしたちは4つのことを要求します。

 1. 未成年者を収容するな。

 2. 最長でも6ヶ月という限度を収容期間として設け、それ以上の収容を行うな。

 3. 仮釈放時に払う保証金額を20万円以下とし、かつ収入のないものについては保証金そのものを免除せよ。

 4. 仮釈放された者については、裁判所が難民審査の結果を出すまで、再収容を禁止せよ。

 最後に、この東日本入管センターの被収容者を代表して、この手紙を読んでくれたことに感謝します。みなさまからの支援や働きかけを望みます。もし可能であれば、面会にも来てください。どなたでも歓迎いたします。


心をこめて、

# by P-dragon | 2010-05-20 11:18 | 個人のケース(証言・抗議)  

牛久入管へ申し入れ

Posted on: 2010年 05月 17日

SYIメンバー3名が牛久入管へ申し入れをした。
山岡克己総務課長が応対をする。

入管はハンストを止めさせる為に、
「強制送還はいつでも出来る」「お前らが何をしても入管は変わらない」
などと脅しをかけていると複数の収容者が証言している。
SYI側としては、そういうことをただちに止め、人として収容者と話し合い、要求を受け入れるよう求めた。
また、この件が人命にかかわることを忘れてほしくない。一刻も早い対処を希望した。

それに対し山岡総務課長は、脅しについて、自分はそんなことは聞いていないが、職員はそんな事は言っていないはず、と否定。以下、彼からの返答。
この要望書は所長に見せ検討するが、すぐにどうこうすると言う事は出来ない。
入管法の規定により、個々のケースを見ているので収容は長引いたとしても、それはこちらも本意ではない。私も心を痛めている。
決して外国人差別をしているつもりはないし、排外的な気持ちでやっているのではない。
何よりも健康管理はきちんとさせている。

しかし、収容者の健康管理に気を使っているのであれば、自殺者を2名も出す事はなかったはず。
なぜ自殺者が出たのか。
入管側が自殺に責任をもち、その原因が何であるのかを認識し、それをあらためることがなければ、今後も自殺者は増えて行くだろう。

ハンストの件は、誠意のある対応を強く要求する。


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法務大臣 千葉景子 殿
法務省入国管理局長 西川克行 殿
東日本入国管理センター所長 伊東勝章 殿


東日本入国管理センターでの被収容者への待遇にかんする抗議と要請


 わたしたち「収容者友人有志一同(SYI)」は、東日本入国管理センターでの被収容者への待遇に対して、以下の抗議と要請を申し入れます。
 昨年夏ごろから、入国管理局による移民・難民の収容件数がいっきょに高まりました。東日本入管センター(牛久)でも収容が増え、また相変らずの収容期間の長さに被収容者は苦しめられており、そのせいで、今年2月には日系ブラジル人が、4月には韓国人が自殺を強いられました。また、報道されていないだけで、未遂も含めればもっと多くの人が自殺を図るほど追い詰められていることを、被収容者との面会をつうじて、わたしたちは知っています。このような、被収容者の心身にもたらされる辛酸のすさまじさと、それがもたらす悲劇には、目にあまるものがあります。このような人権侵害を一刻も早く止め、長期収容者が即時に釈放されなければ、被収容者はもっと深刻な状態におちいるでしょう。
 そのようなさなか、東日本入管センターでは被収容者が、日に日に悪化していく収容状況にたえかねて、今月10日から50~60 人ほどでハンガーストライキを決行したと聞きました。かれらの掲げている要求は、難民申請者や帰国できない人の収容を短くすること、センター内の医療や医師の質の改善、18歳以下の子どもや子どものいる親の収容をやめること、仮放免時の高い保証金額を低くすること、などであるとも聞きおよんでいます。これらは、収容が生活の基盤や心身の健康に与える損害を少しでも軽減するために当然なされるべき、最低限の措置にすぎません。
 今年2月には、西日本入管センターでも被収容者のハンストがありましたが、その開始当初には、入管職員からの差別的な弾圧がありました。ハンスト参加者と面会した関西の支援諸団体からは、おおよそ次のような報告がなされています。職員たちは「出てこい」「お前ら」等の非人道的な罵詈雑言でハンスト参加者を恫喝し、また「外人らと話す必要はない」「お前らは何もできない」などと、参加者の必死の要求をまるで取り合おうとはしませんでした。一部の職員はヘルメット、防弾服や防弾シールドを身につけていたほどでした。参加者の数名を暴力的に懲罰房へと移送したあと、夜に職員らは「あれ、面白かったなぁ~、あのギャーって叫び声、女みたいやったなぁ~」などという侮蔑的なことを、ケラケラと笑いながら話し合っていたそうです。このような差別意識まる出しの対応がくり返されることを、わたしたちは決して許しません。東日本入管センターではそのようなことがないよう望んでいます。
 よって、わたしたちは次の要請を東日本入国管理センターに申し入れます。

1.被収容者の人権と要求を尊重し、対等な人間として話し合い、かれらの要求に応じること。
2.1年を越える長期収容者、扶養すべき家族のいる者、および収容に耐えられない罹病者を、ただちに仮放免すること。
3.仮放免のさいの保証金額を撤廃、ないしは減額すること。
4.東日本入国管理センターで2月と4月に起きた自殺の原因を再調査し、同センターで自殺を引き起こした責任がどこにあるのかを明らかにし、これ以上被収容者を自殺に追い込むことのないようにすること。


収容者友人有志一同(SYI) 織田朝日、柏崎正憲、富井亮、周香織、園良太、他一同

# by p-dragon | 2010-05-17 23:07 | 抗議・声明  

ハンスト参加者の要請文

Posted on: 2010年 05月 17日

法務大臣 千葉景子殿
法務省入国管理局 西川克行殿
東日本入国管理センター所長 伊東勝章殿

難民認定申請者及び事実上婚姻関係のある外国人は外国籍者である以前に日本人と同じ人間であります。

昨年の夏ごろから、相手が難民認定申請者であれ、それまで長期にわたって仮放免を出してきた者であれ、関係なしに入国管理局による難民・移民の収容件数がいっきょに高まり、また、さらに収容期間も目に見えて長期化しています。

今年にはいって、3月22日には、強制送還中のガーナ人が成田空港の飛行機内で入管職員「制止」され、直後に死亡しました。死因はいまだに明らかにされていません!それに東日本入国管理センターでもブラジル人1人と韓国人1人が自殺しました。新聞やニュースにも報道されました。
こうしたことの背景として、日本の法務省および入国管理局の根本的な問題を挙げなければならぬ。日本政府は、難民条約を締結しているにもかかわらず、同条約によって義務付けられている難民の受け入れを事実上ほとんど拒否しています。法務省は、個々の申請者における難民性の高さに関係なく、ほとんどすべてのすべての難民を受け入れていません。入国管理局は、日本で生計を営む外国籍者を突然収容し、しかし、妻あるいは子供だけを収容せずに残すなどして、外国籍者の家族を生活不能に陥らせます。難民認定申請者に対し、長期間収容し、信仰を放棄させ、意思を弱まらせ、身体や精神を苦しめ、自発的帰国を迫るということを事実上入管収容施設内で行っているのです。どう考えても、民主国家日本のやるべくことではありません!

日に日に悪化していく法務省及び入国管理局の対応に対して私たちは強く抗議します。
そして、本年5月10日(月)午後八時から東日本入国管理センター・9Aブロックに収容されている人たちは、ハンガーストライキを行います。私たちは、このハンガーストライキを通して日本国法務大臣および法務省入国管理局長と東日本入国管理センターの所長に以下のことを要求します。

1.すべての難民認定申請者に対する現行の審査基準及び審査慣行を全面的に見直し、難民条約に基づいて難民審査手続きを改善すること。

2.私たちに対する長期収容及び繰り返し収容することをただちに停止すること。

3.仮放免(申請)を出している人に対する審査期間を短くし、保釈金額を下げること。

4.入管専属の専門医の人員数を増やし、診断書の質を改善すること。

5.死亡したガーナ人の死因をきちんと調べ、早く公表し、家族に賠償すること。そして二度と同じようなことを起こさないこと。

6.妻子を持つ非収容者を一刻も早く家族の元に帰らせ、一家団らんにさせること。

7.入管施設のすべての職員は名札をつけるなどして、勤務中に名前を明らかにすること。

東日本入国管理センター ハンガーストライキ9Aブロック参加者全員一同

リーダー:COLAK MAHMUT

2010年5月10日

# by p-dragon | 2010-05-17 00:14 | 個人のケース(証言・抗議)  

牛久入管(東日本入国管理センター)でハンガーストライキ

Posted on: 2010年 05月 13日

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5月10日(月)より、茨木県にある牛久入管で、収容者約60人規模のハンガーストライキが開始された。
国籍は様々ではあるが、中には「死ぬまでハンストを続ける」と意思表明している者までいるらしい。入管側は「続けるなら大村入管に移送するぞ」「仮放免を却下する」と、脅しをかけているとの情報も入った。
この先どうなっていくのかわからないが、新たな情報が入り次第ブログをアップさせていく。

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入管センターで60人がハンスト 茨城、仮放免求め
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051101000854.html

 茨城県牛久市の東日本入国管理センターに収容されている約380人のうち男性約60人が、長期収容者の仮放免などを求めて10日からハンガーストライキをしていることが11日、支援団体などへの取材で分かった。

 「BOND 『外国人労働者と共に歩む会』」によると、半年以上の収容者や18歳未満の収容者の仮放免などが要求項目。20~50代のスリランカ人、クルド系トルコ人、中国人らが参加している。

 ハンストをしているスリランカ人男性(37)はセンターからの電話で「刑務所にいる人も刑期は分かるのに、センターの長期収容者はいつ出られるのか全く分からない状況。要求が認められるまで続ける」と話した。

 同センターは「法にのっとり、収容者の健康状態や秩序の維持を考えて、適切に対応したい」としている。

 3月には大阪府茨木市の西日本入国管理センターで、処遇改善などを求めて約70人のハンストが行われた。

2010/05/11 19:13 【共同通信】

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牛久入管施設でハンスト
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100514/k10014452631000.html

国外退去処分を受けた外国人を一時的に収容する牛久市の東日本入国管理センターの収容者数十人が、長期収容の禁止などを求めて食事を拒否するハンガーストライキを行っていることが分かりました。これは難民などを支援している市民グループ、「牛久入管収容所問題を考える会」がきょうつくば市で記者会見して明らかにしたものです。
それによりますと、ハンガーストライキを行っているのは不法滞在などを理由に国外退去処分を受け牛久市の法務省東日本入国管理センターに収容されているおよそ300人の外国人のうちトルコ国籍のクルド人やアジアやアフリカなど12か国の外国人60人あまりです。
その多くが難民認定を申請していますが認められていない人など、長い人で2年以上収容されているということです。
このため今月10日から食事をとらないハンガーストライキを行い長期収容の禁止や難民申請を認めるよう求めています。
市民グループの代表、田中喜美子さんは「入管当局は収容されている外国人の人権に配慮しきちんと対応して欲しい」と話しています。一方、東日本入国管理センターの山岡克巳総務課長は「ハンストを行っているのは32人と承知している。具体的な対応は明らかにできないが、健康に注意しながら適正な収容に努めていると考えている」としています。

05月14日 17時56分 【NHKニュース】


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入管ハンスト 早い仮放免訴え

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001005150001


 牛久市の法務省東日本入国管理センターの収容者が10日からハンガーストライキを続けている問題で、面会を続けている支援者らが14日、つくば市内で記者会見した。支援者らは「体に無理をしてハンストを続けている収容者の思いを受け止め、仮放免などを早期に実行してほしい」などと訴えた。同センターは「ハンストをやめるよう説得を続ける」としている。(今直也)

 会見したのは、牛久入管収容所問題を考える会(田中喜美子代表)。
 同会によると、ハンストに入っているのは、スリランカ、クルド、パキスタン、中国などの約60人。来週以降にハンストに入る意思をみせる収容者もいるという。同会は15年にわたり、同センターの収容者との面会を続けているが、今回のように大規模なハンストは初めてという。

 同会によると、ハンストを続けている収容者の要求は、「半年以上の長期収容をしない」「仮放免保証金を20万円以下にする」「18歳未満を収容しない」など。今年に入り、2人の自殺者が出たことがハンストに踏み切った要因の一つと同会はみている。
 会見で田中代表は、同センターに対し「早期の仮放免などの要求に応えるとともに、ハンストをした人が不利益を被らないよう配慮してほしい」と訴えた。

 同センターによると、14日現在、32人が1日3回の給食を拒否しているという。毎回食事は出しているが、断ったり、手をつけなかったりしているという。ただ、ハンストのため、病院に搬送される収容者は出ていないという。ハンストが続いていることには「状況は本意ではない。健康を害して要望を通すことは適切ではない。中止するよう説得を続けていく」と話している。

 収容者の仮放免は入国管理法に基づき、同センター所長の判断で許可される。ただ、一般的に50万~100万円の高額な保証金を預けなければならないうえ、仮放免中も毎月入管に出頭しなければならず、就労も認められない。

 西日本入国管理センター(大阪府茨木市)でも3月、収容者が仮放免を求め、約70人が集団ハンストに踏み切った。ハンスト後、それまでなかなか認められなかった仮放免が相次いで許可された。

 東日本入国管理センターは、今後の対応について「原因や背景を調査しながら、法に基づき、適切かつ弾力的に対処していく」としている。

 同センターは、国外退去処分を受けた外国人を一時的に収容する施設。現在、約380人が収容されているが、別の支援団体によると、難民認定の申請をしたり、在留を希望したりして帰国を拒む長期収容者が200人以上いるという。

2010年05月15日 asahi.com

# by p-dragon | 2010-05-13 01:10 | 個人のケース(証言・抗議)  

第6回抗議・激励行動無事終了。

Posted on: 2010年 05月 07日

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早いもので、ついに第6回行動が行われた。本日も運良く天候に恵まれた。
今回も収容者の家族や友人が集まり、賑やかな行動となった。
相変わらず入管職員は苦虫をつぶしたような表情でこちらを見ている。
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父親を収容され、子供達が泣きながらマイクを持って訴えた。
「お父さんをかえして」
子供達の悲痛な声が入管にこだまする。
中学生、小学生の子供に続き、更に小さな女の子もマイクをもって繰り返した。

おとうさんかえして おとうさんかえして おとうさんかえして

子供達の想いはお父さんに届いただろうか?そして入管職員の心にも届いただろうか。
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「FREEDOM」と願いを込めたバルーンをあげる。収容されている人達に元気づけてもらいたい。そして1人じゃないと伝えたかった。
今回はテスト段階で、2階分くらいしかあがらなかったが、いずれは7階より上にある収容所に届くように高く高く、沢山のバルーンをあげたい。

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難民家族の要望もあり、今回も法務省へ向かった。
法務省職員に出てきてもらう為のアポ取りは、かなりの手間だった。
なかなか申し入れに応じてくれなかった。

なんとかやっと外に出てきてもらい、当事者達と一緒に話をした。
なかなか出てきてくれなかった割には、職員の対応はそれなりに誠意を感じた。
1人1人の意見や訴えに対し真面目に耳を傾け、ちゃんとメモをしている。
話し合いは30分ほどかかった。
最後に中2の少女は
「お父さんを出してください、あなたの事を信じています」
と、職員の手を握り締めた。

どこまで効果があるかわからないが、やるだけの事はやると
言ってくれた女性職員を我々も信じたい。

# by p-dragon | 2010-05-07 21:49 | アクション報告  

第6回東京入国管理局への抗議・収容者への激励アクション呼びかけ

Posted on: 2010年 04月 26日

【第6回東京入管抗議・収容者激励】

2010 年5月6日(木)
11:00~ 品川駅港南口(東口)前集合、バスで品川入国管理局前へ移動
12:00~13:00 入管前アクション

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SYI (収容者友人有志一同)は、品川の東京入国管理局における収容者への非人道的な待遇、およびこの国の入国管理システム全般に対して、抗議をする有志グループです。
東京入管前での抗議・収容者激励アクションはこれで6回目になりますが、前回のアクションは Japan TimesInternational Press ポルトガル語版に掲載されました。

入国管理局は、自主的な帰国に応じない外国人を、無期限の収容によって心身が荒廃するまで追い詰めています。
ゆっくりと拷問・虐待・抹消していくやり方は、まさに殺人施設にほかなりません。
ことしになって、東日本入管センター(茨城・牛久)では2人の自殺が報じられました。
品川の東京入管でも、最近フィリピン人女性が亡くなったという噂が収容者のあいだで流れています。
2月の西日本入管センター(大阪・茨木)では、あまりの長期収容にたえかねて、収容者がハンストを決行しました。
3月には、ガーナ人男性が強制送還のさなかに謎の死を遂げましたが、東京入管および千葉県警はかれの死の原因をうやむやにしつづけ、しかるべき責任をとることを避けつづけています。

入管の職員たちに、自分たちがどれほどに非人道的な仕事をしているのかを、はっきりと突きつけましょう。

そして今回の行動では、収容されている友人たちのために、おどろきの仕掛けを準備中(?)
ぜひご参集ください。

SYI (収容者友人有志一同) 
MAIL: freeimmigrants★yahoo.co.jp (★は@に変えてください)
WEB: http://pinkydra.exblog.jp/

# by P-dragon | 2010-04-26 15:36 | アクション・イベント