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【入管に抗議を】コンゴ難民ビキラさん 病気で手続に遅れただけで在留資格を更新せずに収容!

Posted on: 2018年 07月 16日

【7月17日追記】
 東京入管に抗議のはがき・FAXを送ってください! 次の要求項目を参考にしてください。

・ビキラさんの収容をすぐにやめてください!
・ビキラさんと二人のお子さんに元どおりの在留資格を認めてください! 日本生まれのお子さんを送還の対象にするのをやめてください!
・ビキラさん一家を難民認定してください! / 他の難民受入国なみの常識的な基準で、ビキラさん一家の難民申請をきちんと誠実に審査してください!

 宛先 東京入国管理局長
  108-8255 東京都港区港南5-5-30
  FAX 03-5796-7125

 東京入管に収容されているビキラ・モロコさん(女性)は、コンゴ民主共和国出身の難民です。同じくコンゴ難民の配偶者とのあいだに、日本生まれの二人のお子さんがいます。ところが東京入管は、ビキラさんとお子さんが病気で更新手続に遅れたことを理由に、彼女およびお子さんの在留資格を更新せず、さらにはビキラさんを収容してしまいました。この非人道的な措置の不当さを日本社会に訴えたいというご要望にしたがって、私たちはビキラさんの事例を公表するとともに、ビキラさんの解放と、彼女およびお子さんにビザをふたたび出すことを求めます。

ビキラさんの事情
 ビキラさんと配偶者は、お二人ともコンゴ民主共和国で政治活動にかかわっていましたが、迫害の恐れが生じたため、2008年に来日、同時に難民申請しました。審査中に与えられる「特定活動」の在留資格をお二人は得ましたが、それから10年以上たった現在も審査中の状態のまま、難民認定を受けられずに放置されています。日本生まれの二人のお子さんも、ご両親と同じ不安定な在留資格のまま、生後ずっと暮らしてきました。

 今年1月8日、東京入管での在留資格の更新手続に指定された日に、ビキラさんと二人のお子さんは病気で寝込んでしまい、手続を受けに行くことができませんでした。4日後、ご家族4人で入管に出向いたものの、ビキラさんと二人のお子さんのビザ更新は認められませんでした(ビキラさんの配偶者は更新日が別だったため在留資格を失わず)。医師による証明書を提出したにもかかわらず、東京入管は彼女の事情を配慮することなく、1月25日、ビキラさんを収容したのです。

収容による家族分離
 家族と引き離されたことによる悲しみと不安で、ビキラさんは苦しめられています。夜も眠れず、頭や体のあちこちが痛むと、彼女は訴えています。とくに小学生のお子さんのことを気にかけていて、配偶者が仕事に出ているあいだ、こどもだけで居なければならないのが心配だと言っています。

 ビキラさんの収容は、当局が彼女を強制送還の対象として扱っていることを意味します。しかしながら、彼女は迫害の恐れをもつ難民であり、彼女を送還することは難民条約のノン・ルフールマン原則に反します。

日本生まれの子すら送還対象として扱う非人道性
 二人のお子さんが在留資格を失ったことも、深刻な問題です。現行法では、在留資格がない人は市町村の住民登録から排除され、健康保険や児童手当など、あらゆる行政サービスを受けられなくなってしまうのです。病気で更新手続に遅れただけで、ビキラさんのみならず、お子さんの在留資格すら奪うというのは、あまりに非人道的で残酷なやりかたです。

 在留資格がないというのは、お子さんたちもまた送還対象として扱われることを意味します。しかしながら、お子さんたちは二人とも日本生まれで、日本の社会環境しか知らず、フランス語も分かりません。そんなお子さんたちに日本から出ていけというのは、あまりに残酷だとビキラさんは訴えています。

東京入管への要求
 ビキラさんは、彼女への収容をすぐに解くこと、彼女とお子さんの在留資格を回復させること、そして彼女たちを難民として正当に認めることを東京入管に求めています。東京入管はビキラさんの要求を認めるべきと私たちも考えます。

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by p-dragon | 2018-07-16 00:34 | 入管収容の実態(証言)  

東京入管に収容されているペルー国籍日系三世男性の医療問題

Posted on: 2018年 07月 14日

 東京入管に収容されているペルー国籍の日系三世男性は、2017年10月17日、仮放免許可の更新を認められず、東京入管に再収容されました。この男性は、入管の医療放置のせいで百日咳をこじらせ、さらには収容による体力低下とストレスが原因とおもわれる顔面麻痺を発症しました。しかし、それでも東京入管は彼を解放しようとしません。私たちは男性の要望を受けて、彼が受けている不当な処遇を公表するとともに、彼の収容をすぐに解くことを当局に要求します。

1 鼠経ヘルニア
 最初の収容(約3年半前に仮放免)以来、男性は鼠経ヘルニア、いわゆる脱腸を患っています。仮放免者は就労を禁止されるため、手術に必要な費用が工面できず、そのうちにふたたび収容されることになってしまったと男性は言います。

2 百日咳
 男性は昨年、百日咳にかかりました。おそらく初期の医療放置のため、いまも喉に異常が残っています。

 2017年11月なかばごろ、男性は強い喉の苦しみを発症しました。当初から症状は重く、うまく呼吸ができずに倒れてしまうこともありました。入管の医師は、ぜんそくだ、かぜだ、などと雑な診断しかしませんでしたが、男性の喉の異常はいつまでも治りませんでした。入管職員も、男性による病状の訴えを真剣に聞こうとしませんでした。

 発症から2か月半がすぎた今年1月23日、ようやく男性は東京高輪病院での受診を認められます。そして2回目の診療となる2月1日、彼は百日咳にかかっていたことが判明します。その後に処方された薬は効果があり、男性の容態は回復に向かいました。

 しかしながら、男性の喉は完治していません。いまだに緑色のたんが出てきます。さらには、ものを飲み込んだ後に喉のあたりが痛くなるというので、喉や食道が傷ついているのかもしれません。しかし入管は、喉の状態がさらに悪くならないかぎり病院には連れて行かない旨、男性に伝えているそうです。なぜ症状が悪化する前に彼の収容を解かないのでしょうか。

3 顔面麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)
 今年1月ごろから、男性は喉の異常にくわえて、体のしびれなど身体機能の低下を訴えていましたが、4月に入ると、左顔面の麻痺を発症するに至りました。左のまぶたが閉じず、眼球が乾燥するので目薬をさす必要があります。また、左頬の筋肉が動かないため、口の左側も開きません。

 4月9日および12日の診察で、東京高輪病院の耳鼻科医師は男性の症状を、水痘帯状疱疹ウイルスに起因する左顔面の麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)と診断しました。水痘帯状疱疹ウイルスは、いわゆる水疱瘡にかかった人の神経内部に潜伏しており、疲れやストレスにより免疫力が低下することで発症します。通例は、左か右の胸部に発症することが多いようですが、顔面麻痺に発展することもあり、顔面の症状は完治しにくいそうです。実際、発症から3か月がすぎた現在も、男性の症状はあまり回復しておらず、いまだに彼は左まぶたを閉じることができません。

 この顔面麻痺は、免疫力の低下が原因です。百日咳との直接の因果関係はないとしても、病気を長期にわたって放置されたことを含め、劣悪な収容環境のせいで健康を崩し、体力を消耗させていったことが影響していると言えます。上に説明したような収容施設でのひどい待遇がなければ、男性がこのような完治するかも分からない顔面麻痺にかかることは恐らくなかったでしょう。東京入管は男性をこれ以上苦しめるのをやめ、一刻も早く男性の収容を解くべきです。

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by p-dragon | 2018-07-14 12:56 | 入管収容の実態(証言)  

イラン国籍モルテザさんの仮放免と難民認定を! 

Posted on: 2018年 07月 07日

 モルテザ・ムーサーイーさん(男性)は、イランでキリスト教に改宗したために迫害の恐れを抱いている難民ですが、入国以来、すでに2年以上も入管に収容されつづけています。私たちはモルテザさんの要望を受けて、彼が受けている不当な処遇を公表するとともに、彼の仮放免と難民認定を入管に要求します。

ノン・ルフールマン原則への違反
 モルテザさんはキリスト教への改宗を理由とした迫害のためにイランを離れ、日本の入管当局にたいしては難民認定を申請しています。しかし当局は彼の事情を考慮せず、彼に退去強制命令を発しています。この措置は、出身国で迫害される恐れがある人への強制送還を禁じた、いわゆるノン・ルフールマン原則(難民条約第33条)に反しています。モルテザさんによれば、彼が来日したのは初めてではなく、10年前に超過滞在で送還されたとのことです。しかしそれは、今回彼が帰国を拒んでいる理由とは無関係です。難民であるモルテザさんを送還することは許されません。

2年以上の長期収容
 当団体の聞きとりによれば、いま東京入管に収容されているモルテザさんは、2016年6月に来日しました。彼は空港で収容されてしまい、それから現在まで2年以上ものあいだ、一度も入管収容施設の外に出ていません。

医療放置
 医療上の問題もあります。モルテザさんは腰椎分離症を患っていますが、しかし入管は彼に適切な医療を保障せず、仮放免を認めようともしません。以前からモルテザさんは腰の痛みを訴えつづけてきましたが、今年3月13日、東京高輪病院の西川洋生医師(整形外科)により「第五腰椎分離辷(すべり)症」の恐れありと診断されました。かつてモルテザさんはレスリングの選手だったそうですが、レスリングによって生じたスポーツ障害と推察されます。

 今後、腰椎分離の症状が悪化すれば「下肢麻痺」や「膀胱直腸障害」になる可能性があるので、精密検査と手術が必要となる旨、モルテザさんは同医師から説明されました。しかし東京入管は、それからすでに4か月ちかくが経っているのに、彼に仮放免を許可せず、彼をふたたび病院に連れて行くこともしていないのです。

 モルテザさんにたいする医療放置と収容継続は、彼の症状悪化を促し、とりかえしのつかない後遺症に彼を陥れかねない、危険な措置です。東京入管は、ただちに彼に精密検査と手術を受けさせるか、さもなくば即時に彼の収容を解かなければなりません。

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by p-dragon | 2018-07-07 23:04 | 入管収容の実態(証言)  

ダミカさんの医療放置にたいする抗議

Posted on: 2018年 07月 05日

 先月に報告した、2年以上も東日本入国管理センター(牛久入管)に収容されているダミカ・パティラジャさんの医療放置について続報です。
 参考: 入管収容施設での医療放置 ダミカさんに適切な医療を!(2018年6月5日)

 先月末、以下のような意見書を牛久入管に提出しました。しかしながら、入管はダミカさんの扱いを改めようとしません。先日、ダミカさんが入管の医師に診察されたさいにも、医師はダミカさんの症状を「異常がない」と言い張ったそうです。もしダミカさんを外部の病院につれていくとしても、以前に診せたつくば市の林クリニック(ここでも症状名は判らなかった)にしか連れて行かないとのこと。

 しかしながら、以下の意見書にあるとおり、ダミカさんは脱肛または直腸脱ではないかと疑われます。そうした症状の場合「普通の肛門科」で正しく診断することは難しく、専門性の高い医療機関でなければ適切な診断と治療はできません。入管医師は、自分が能力もなく、入管と癒着して腐敗した藪医者であることを認めたうえで、きちんとした医療機関にダミカさんを診せるよう取り計らうべきです。


2018年6月28日
東日本入国管理センター所長 様

ダミカ・パティラジャさんの医療と仮放免にかんする意見書

 現在、東日本入国管理センターに収容されているダミカ・パティラジャさんに適切な医療を提供すること、また彼を一刻も早く解放することを要求します。

 ご本人からの聞き取りによれば、ダミカさんは2016年2月2日に収容され、すでに2年4か月以上の長期収容となっています。そのうえ、下記のとおり、1年以上も肛門の病気に苦しめられつづけ、食事も満足にとれない状態です。彼の収容を引き延ばしつづけることは拷問も同然です。ただちに彼を解放すべきです。

 一年前からダミカさんは「痔」に苦しんでいますが、しかし貴センターは適切な医療を提供せずに放置しつづけています。排便のときに肛門が激しく痛むので、彼は固形物をほとんど食べておらず、一日じゅう横になっています。それなのに貴センターの医師は、10回以上も診察があったのに一度も触診をせず、顔を見て薬を出すだけです。いま彼が処方されているのはビフィズス菌と酸化マグネシウム、つまり便秘を解消する薬ですが、これらは便を柔らかくするだけであり、症状そのものの改善にはまったく役立たないでしょう。

 ダミカさんご自身は「痔」と表現していますが、実際にはこれは脱肛直腸脱直腸粘膜脱といった病名に該当するのではないかと疑われます。貴センターの医務室で撮影のうえ個人情報開示でダミカさんが取得した、彼の患部写真の写しを、当団体も提供されました。肛門から内部が飛び出してしまっており、素人目にも、とても正常とは言えません。

 これが直腸脱ではないかという見解は、直腸脱にかかった経験のある、当団体のブログ読者が、Eメールで当団体に伝えたものです〔読者からのEメール写しは別紙にて提出した〕。読者いわく「この病気は発見が難しく、普通の肛門科病院に行ったくらいでは分からないことの方が多い」もので、読者自身も「何軒もの病院を回ってようやく原因を突き止めることができ」たそうです。読者にダミカさんの患部写真を見せたところ「これはやはり脱肛か直腸粘膜脱、直腸脱等の可能性が高いでしょう」というご意見でした。今年3月6日に貴センターはつくば市の林クリニックでダミカさんを受診させ、問題がないという診断を受けたそうですが、それは同クリニックの医師が正しく診断できなかったためと推測されます。ブログ読者は「茨城県内で直腸脱や直腸粘膜脱の診察が可能な病院」を紹介していますが、こうした病院にダミカさんをただちに連れて行くべきでしょう。

 以上の理由から、ダミカさんにただちに適切な医療を提供すること、また彼を早急に仮放免することを要求します。

 SYI(収容者友人有志一同)


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by p-dragon | 2018-07-05 09:03 | 収容への抗議  

牛久入管に収容されているバックさんの医療問題

Posted on: 2018年 07月 04日

 現在、東日本入国管理センター(牛久入管)に収容されているバックさん(男性)は、帰国できない事情を抱えており、在留の継続を求めています。彼は1年以上も長期収容されています。さらには牛久に移送される前、彼は東京入管において医療上の不当な扱いを受けました。私たちはバックさんの要望を受けて、彼が受けた不当な処遇を公表するとともに、彼の収容をすぐに解くことを当局に要求します。

 2017年5月、バックさんは東京入国管理局に収容されました。バックさんはもともと気管が丈夫ではなく、収容施設の空気がよくないこともあり、くしゃみや鼻水が止まりませんでした。しかし入管の医療体制は腐敗しており、きちんと診察もせずに睡眠薬や痛み止めのような気休めの薬しか処方しません。

 今年5月、バックさんは入管の医師に、検査を求めました。これにたいして医師は、バックさんがアレルギーもちなら血液検査が必要であるが、収容中に検査はしないと回答しました。この冷たい回答にバックさんが不満を感じ、きちんと検査をしたうえで薬を処方するよう強く要求しました。ところがその後、それまで彼に処方されていた薬を、入管職員がすべて没収したのです

 医師に抗議したことにたいする仕返しのような仕打ちにバックさんは怒り、行政不服審査法にもとづく不服申し立てをみずから行いました。しかし今後は、その一週間後の5月18日、バックさんは牛久に移送されたのです。6月19日現在、不服申し立てから30日以上が経過しているのに、バックさんは申し立てへの回答を受け取っていません。

 不服申し立ての一週間後に牛久に移送したことについて、バックさんは、まるで申し立てへの対応を避けるために入管が彼を厄介払いしたみたいだと感じています。もちろん移送と不服申し立てとの因果関係は立証できませんが、いずれにせよ不服申し立てにきちんと回答しない東京入管は卑怯と言えます。

 東京入管はバックさんの不服申し立てにきちんと回答せよ! 牛久入管はバックさんをただちに解放せよ!

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by p-dragon | 2018-07-04 18:05 | 入管収容の実態(証言)