カテゴリ:入管収容の実態(証言)( 25 )

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【入管に抗議を】コンゴ難民ビキラさん 病気で手続に遅れただけで在留資格を更新せずに収容!

Posted on: 2018年 07月 16日

【7月17日追記】
 東京入管に抗議のはがき・FAXを送ってください! 次の要求項目を参考にしてください。

・ビキラさんの収容をすぐにやめてください!
・ビキラさんと二人のお子さんに元どおりの在留資格を認めてください! 日本生まれのお子さんを送還の対象にするのをやめてください!
・ビキラさん一家を難民認定してください! / 他の難民受入国なみの常識的な基準で、ビキラさん一家の難民申請をきちんと誠実に審査してください!

 宛先 東京入国管理局長
  108-8255 東京都港区港南5-5-30
  FAX 03-5796-7125

 東京入管に収容されているビキラ・モロコさん(女性)は、コンゴ民主共和国出身の難民です。同じくコンゴ難民の配偶者とのあいだに、日本生まれの二人のお子さんがいます。ところが東京入管は、ビキラさんとお子さんが病気で更新手続に遅れたことを理由に、彼女およびお子さんの在留資格を更新せず、さらにはビキラさんを収容してしまいました。この非人道的な措置の不当さを日本社会に訴えたいというご要望にしたがって、私たちはビキラさんの事例を公表するとともに、ビキラさんの解放と、彼女およびお子さんにビザをふたたび出すことを求めます。

ビキラさんの事情
 ビキラさんと配偶者は、お二人ともコンゴ民主共和国で政治活動にかかわっていましたが、迫害の恐れが生じたため、2008年に来日、同時に難民申請しました。審査中に与えられる「特定活動」の在留資格をお二人は得ましたが、それから10年以上たった現在も審査中の状態のまま、難民認定を受けられずに放置されています。日本生まれの二人のお子さんも、ご両親と同じ不安定な在留資格のまま、生後ずっと暮らしてきました。

 今年1月8日、東京入管での在留資格の更新手続に指定された日に、ビキラさんと二人のお子さんは病気で寝込んでしまい、手続を受けに行くことができませんでした。4日後、ご家族4人で入管に出向いたものの、ビキラさんと二人のお子さんのビザ更新は認められませんでした(ビキラさんの配偶者は更新日が別だったため在留資格を失わず)。医師による証明書を提出したにもかかわらず、東京入管は彼女の事情を配慮することなく、1月25日、ビキラさんを収容したのです。

収容による家族分離
 家族と引き離されたことによる悲しみと不安で、ビキラさんは苦しめられています。夜も眠れず、頭や体のあちこちが痛むと、彼女は訴えています。とくに小学生のお子さんのことを気にかけていて、配偶者が仕事に出ているあいだ、こどもだけで居なければならないのが心配だと言っています。

 ビキラさんの収容は、当局が彼女を強制送還の対象として扱っていることを意味します。しかしながら、彼女は迫害の恐れをもつ難民であり、彼女を送還することは難民条約のノン・ルフールマン原則に反します。

日本生まれの子すら送還対象として扱う非人道性
 二人のお子さんが在留資格を失ったことも、深刻な問題です。現行法では、在留資格がない人は市町村の住民登録から排除され、健康保険や児童手当など、あらゆる行政サービスを受けられなくなってしまうのです。病気で更新手続に遅れただけで、ビキラさんのみならず、お子さんの在留資格すら奪うというのは、あまりに非人道的で残酷なやりかたです。

 在留資格がないというのは、お子さんたちもまた送還対象として扱われることを意味します。しかしながら、お子さんたちは二人とも日本生まれで、日本の社会環境しか知らず、フランス語も分かりません。そんなお子さんたちに日本から出ていけというのは、あまりに残酷だとビキラさんは訴えています。

東京入管への要求
 ビキラさんは、彼女への収容をすぐに解くこと、彼女とお子さんの在留資格を回復させること、そして彼女たちを難民として正当に認めることを東京入管に求めています。東京入管はビキラさんの要求を認めるべきと私たちも考えます。

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by p-dragon | 2018-07-16 00:34 | 入管収容の実態(証言)  

東京入管に収容されているペルー国籍日系三世男性の医療問題

Posted on: 2018年 07月 14日

 東京入管に収容されているペルー国籍の日系三世男性は、2017年10月17日、仮放免許可の更新を認められず、東京入管に再収容されました。この男性は、入管の医療放置のせいで百日咳をこじらせ、さらには収容による体力低下とストレスが原因とおもわれる顔面麻痺を発症しました。しかし、それでも東京入管は彼を解放しようとしません。私たちは男性の要望を受けて、彼が受けている不当な処遇を公表するとともに、彼の収容をすぐに解くことを当局に要求します。

1 鼠経ヘルニア
 最初の収容(約3年半前に仮放免)以来、男性は鼠経ヘルニア、いわゆる脱腸を患っています。仮放免者は就労を禁止されるため、手術に必要な費用が工面できず、そのうちにふたたび収容されることになってしまったと男性は言います。

2 百日咳
 男性は昨年、百日咳にかかりました。おそらく初期の医療放置のため、いまも喉に異常が残っています。

 2017年11月なかばごろ、男性は強い喉の苦しみを発症しました。当初から症状は重く、うまく呼吸ができずに倒れてしまうこともありました。入管の医師は、ぜんそくだ、かぜだ、などと雑な診断しかしませんでしたが、男性の喉の異常はいつまでも治りませんでした。入管職員も、男性による病状の訴えを真剣に聞こうとしませんでした。

 発症から2か月半がすぎた今年1月23日、ようやく男性は東京高輪病院での受診を認められます。そして2回目の診療となる2月1日、彼は百日咳にかかっていたことが判明します。その後に処方された薬は効果があり、男性の容態は回復に向かいました。

 しかしながら、男性の喉は完治していません。いまだに緑色のたんが出てきます。さらには、ものを飲み込んだ後に喉のあたりが痛くなるというので、喉や食道が傷ついているのかもしれません。しかし入管は、喉の状態がさらに悪くならないかぎり病院には連れて行かない旨、男性に伝えているそうです。なぜ症状が悪化する前に彼の収容を解かないのでしょうか。

3 顔面麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)
 今年1月ごろから、男性は喉の異常にくわえて、体のしびれなど身体機能の低下を訴えていましたが、4月に入ると、左顔面の麻痺を発症するに至りました。左のまぶたが閉じず、眼球が乾燥するので目薬をさす必要があります。また、左頬の筋肉が動かないため、口の左側も開きません。

 4月9日および12日の診察で、東京高輪病院の耳鼻科医師は男性の症状を、水痘帯状疱疹ウイルスに起因する左顔面の麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)と診断しました。水痘帯状疱疹ウイルスは、いわゆる水疱瘡にかかった人の神経内部に潜伏しており、疲れやストレスにより免疫力が低下することで発症します。通例は、左か右の胸部に発症することが多いようですが、顔面麻痺に発展することもあり、顔面の症状は完治しにくいそうです。実際、発症から3か月がすぎた現在も、男性の症状はあまり回復しておらず、いまだに彼は左まぶたを閉じることができません。

 この顔面麻痺は、免疫力の低下が原因です。百日咳との直接の因果関係はないとしても、病気を長期にわたって放置されたことを含め、劣悪な収容環境のせいで健康を崩し、体力を消耗させていったことが影響していると言えます。上に説明したような収容施設でのひどい待遇がなければ、男性がこのような完治するかも分からない顔面麻痺にかかることは恐らくなかったでしょう。東京入管は男性をこれ以上苦しめるのをやめ、一刻も早く男性の収容を解くべきです。

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by p-dragon | 2018-07-14 12:56 | 入管収容の実態(証言)  

イラン国籍モルテザさんの仮放免と難民認定を! 

Posted on: 2018年 07月 07日

 モルテザ・ムーサーイーさん(男性)は、イランでキリスト教に改宗したために迫害の恐れを抱いている難民ですが、入国以来、すでに2年以上も入管に収容されつづけています。私たちはモルテザさんの要望を受けて、彼が受けている不当な処遇を公表するとともに、彼の仮放免と難民認定を入管に要求します。

ノン・ルフールマン原則への違反
 モルテザさんはキリスト教への改宗を理由とした迫害のためにイランを離れ、日本の入管当局にたいしては難民認定を申請しています。しかし当局は彼の事情を考慮せず、彼に退去強制命令を発しています。この措置は、出身国で迫害される恐れがある人への強制送還を禁じた、いわゆるノン・ルフールマン原則(難民条約第33条)に反しています。モルテザさんによれば、彼が来日したのは初めてではなく、10年前に超過滞在で送還されたとのことです。しかしそれは、今回彼が帰国を拒んでいる理由とは無関係です。難民であるモルテザさんを送還することは許されません。

2年以上の長期収容
 当団体の聞きとりによれば、いま東京入管に収容されているモルテザさんは、2016年6月に来日しました。彼は空港で収容されてしまい、それから現在まで2年以上ものあいだ、一度も入管収容施設の外に出ていません。

医療放置
 医療上の問題もあります。モルテザさんは腰椎分離症を患っていますが、しかし入管は彼に適切な医療を保障せず、仮放免を認めようともしません。以前からモルテザさんは腰の痛みを訴えつづけてきましたが、今年3月13日、東京高輪病院の西川洋生医師(整形外科)により「第五腰椎分離辷(すべり)症」の恐れありと診断されました。かつてモルテザさんはレスリングの選手だったそうですが、レスリングによって生じたスポーツ障害と推察されます。

 今後、腰椎分離の症状が悪化すれば「下肢麻痺」や「膀胱直腸障害」になる可能性があるので、精密検査と手術が必要となる旨、モルテザさんは同医師から説明されました。しかし東京入管は、それからすでに4か月ちかくが経っているのに、彼に仮放免を許可せず、彼をふたたび病院に連れて行くこともしていないのです。

 モルテザさんにたいする医療放置と収容継続は、彼の症状悪化を促し、とりかえしのつかない後遺症に彼を陥れかねない、危険な措置です。東京入管は、ただちに彼に精密検査と手術を受けさせるか、さもなくば即時に彼の収容を解かなければなりません。

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by p-dragon | 2018-07-07 23:04 | 入管収容の実態(証言)  

牛久入管に収容されているバックさんの医療問題

Posted on: 2018年 07月 04日

 現在、東日本入国管理センター(牛久入管)に収容されているバックさん(男性)は、帰国できない事情を抱えており、在留の継続を求めています。彼は1年以上も長期収容されています。さらには牛久に移送される前、彼は東京入管において医療上の不当な扱いを受けました。私たちはバックさんの要望を受けて、彼が受けた不当な処遇を公表するとともに、彼の収容をすぐに解くことを当局に要求します。

 2017年5月、バックさんは東京入国管理局に収容されました。バックさんはもともと気管が丈夫ではなく、収容施設の空気がよくないこともあり、くしゃみや鼻水が止まりませんでした。しかし入管の医療体制は腐敗しており、きちんと診察もせずに睡眠薬や痛み止めのような気休めの薬しか処方しません。

 今年5月、バックさんは入管の医師に、検査を求めました。これにたいして医師は、バックさんがアレルギーもちなら血液検査が必要であるが、収容中に検査はしないと回答しました。この冷たい回答にバックさんが不満を感じ、きちんと検査をしたうえで薬を処方するよう強く要求しました。ところがその後、それまで彼に処方されていた薬を、入管職員がすべて没収したのです

 医師に抗議したことにたいする仕返しのような仕打ちにバックさんは怒り、行政不服審査法にもとづく不服申し立てをみずから行いました。しかし今後は、その一週間後の5月18日、バックさんは牛久に移送されたのです。6月19日現在、不服申し立てから30日以上が経過しているのに、バックさんは申し立てへの回答を受け取っていません。

 不服申し立ての一週間後に牛久に移送したことについて、バックさんは、まるで申し立てへの対応を避けるために入管が彼を厄介払いしたみたいだと感じています。もちろん移送と不服申し立てとの因果関係は立証できませんが、いずれにせよ不服申し立てにきちんと回答しない東京入管は卑怯と言えます。

 東京入管はバックさんの不服申し立てにきちんと回答せよ! 牛久入管はバックさんをただちに解放せよ!

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by p-dragon | 2018-07-04 18:05 | 入管収容の実態(証言)  

入管収容施設での医療放置 ダミカさんに適切な医療を!

Posted on: 2018年 06月 05日

 2016年2月2日から、すでに2年以上収容されている、スリランカ国籍男性ダミカ・パティラジャさん(45歳)から、彼が医療放置されていることについて外に知らせてほしいと伝言を受けました。

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 現在、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されているダミカさんは、痔で苦しんでいると訴えています。当団体は、患部の写真を本人から提供されましたが、肛門から内部が飛び出してしまっており、素人目にも、とても正常とは言えません。痔というよりは脱肛のようにも見えます。

 ダミカさんはこれまで10回以上、入管付の医師の診察を受けましたが、正常であるから我慢しろとしか言われませんでした。今年3月6日には外部の病院(つくば市の林クリニック)で受診しましたが、そこでも問題ないと判断されたそうです。

 現在、ダミカさんは食事をとるとトイレに行きたくなり苦しいので、ほとんど何も食べておらず、一日中横になっています。同房者は、ダミカさんが貧血気味であり、衰弱のせいで60歳以上に見えると伝えています。

 牛久入管には、ダミカさんにただちに適切な医療を提供するか、さもなくば即時に彼を解放することを求めます。


 東日本入国管理センター
  300-1288 茨城県牛久市久野町1766-1
  Phone 029-875-1291
  Fax 029-830-9010

 参考記事
  入管収容施設における医療放置の実態 急病人に逆らうなと恫喝




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by p-dragon | 2018-06-05 06:17 | 入管収容の実態(証言)  

本名での面会を禁止!? 入管によるダヌカさんの人権侵害に抗議を!

Posted on: 2018年 05月 26日

--- 6月29日追記 ---
 
 現在までにスリランカ大使館は3回、ダヌカさん宛で牛久入管に郵便物を送りましたが、3度とも牛久入管は受け取りを拒否しました(※)。牛久入管は、入管が登録している彼の別名を併記するよう大使館に要求しているそうです。しかし、政府の代表が自国民を本当の身分とは異なる別人として扱うということは考えられません。それを要求する牛久入管は、ダヌカさんとスリランカ政府、両方を侮辱しています。

※ 最初の通信妨害は6月8日。ダヌカさん代理ツイッターアカウントより(https://twitter.com/gurifon5/status/1007595793048457216)。

 この入管による不当な通信妨害は、国際条約に明らかに違反しています。日本も加盟している、領事関係に関するウィーン条約(1963年採択)を見てみましょう。大使館とダヌカさんとのやりとりは、領事業務、つまり派遣国の国民にたいする業務に属するので、この条約が該当します。

領事関係に関するウィーン条約
第36条
 1 派遣国の国民に関する領事任務の遂行を容易にするため、 
 (a) 領事官は、派遣国の国民と自由に通信し及び面接することができる派遣国の国民も、同様に、派遣国の領事官と通信し及び面接することができる。
 (中略)
 2 1に定める権利は、接受国の法令に反しないように行使する。もっとも、当該法令は、この条に定める権利の目的とするところを十分に達成するようなものでなければならない

 この条文によれば、領事官(ここでは領事業務をおこなう大使館員)は「派遣国の国民」であるダヌカさんと「自由に通信し及び面接する」権利をもちます。またダヌカさんも同様です。ところが牛久入管は、自分たちが勝手に決めた不当な方針(ダヌカさんを別人として扱うこと)を大使館に要求し、それに従わないことを理由に大使館とダヌカさんとの通信を妨害しています。これは国際問題です。牛久入管は不当な通信妨害を今すぐやめろ!

--- 追記ここまで ---


本名での面会を禁止!? 入管によるダヌカさんの人権侵害に抗議を!

 2017年7月から東京入管に収容されていたスリランカ国籍男性のダヌカさんは、先日、茨城県の牛久入管(東日本入国管理センター)に移されてしまいました。しかも、牛久入管は彼にたいして、ダヌカという彼の本名で外部者と面会したり手紙をやりとりしたりすることを禁止したのです。

 この措置は、ダヌカさんの人格を否定するだけでなく、彼の自由の深刻な侵害です。ただちにこの不当な措置をやめるよう当局に求めます。みなさんも以下をお読みのうえ、ぜひ抗議の声を届けてください。

 東日本入国管理センター(所長宛)
 300-1288 茨城県牛久市久野町1766-1 FAX 029-830-9010

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本名での面会と手紙の受け取りを妨害

 5月18日、当団体の柏崎は、牛久入管に移送されたダヌカさんへの面会を申し込みました。ところが牛久入管職員は「この方はいますが、ダヌカという名前では会えない」と言い、面会を認めませんでした。入管の書類においては、彼は別の名前で扱われているというのが理由です(別の名前については後述)。

 この措置は、牛久入管が独自にくだした、まったく無意味で不当な決定です。というのも、ダヌカさんが東京入管に収容されていたときは本名での面会を認めていたからです。

 柏崎は強く抗議したものの、職員は妥協のつもりなのか、総務課の窓口で、入管での登録名を柏崎に伝えるので、それを面会申込書に併記するよう提案してきました。しかし、それでは本名での面会の妨害をやめたことにならないので、問題は解決していないのですが、柏崎はダヌカさんとの面会を優先して、やむなく入管での登録名を併記しました。

 なお柏崎はあらかじめ、ダヌカさんに手紙を郵送していましたが、それも19日に戻されてしまいました(写真参照)。「宛先人該当なし」という、おかしな理由を入管はくっつけています。ダヌカさんはたしかにそこにいて、そしてダヌカという名前はスリランカ政府発行のパスポートに明記されている彼の正しい本名だというのに!

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ダヌカさんの事情

 ダヌカさんは長期収容によってだけでなく、彼の本当のアイデンティティで扱われないことによっても苦しめられています。彼をダヌカではなく別名の人物として扱うという当局の決定のせいで、彼は合法的な在留を認められず、かといって正式に出国することもできないという状況に追いやられています。

 なぜそのような不当な扱いをダヌカさんが受けているのか。それには説明が必要です。1990年代末に初来日したとき、彼は他人のパスポートを使って入国しました。当時の彼は未成年でしたが、未成年が単身で日本に入国するのは不可能だったためです。約10年後、彼は入管に摘発され、送還されました。2010年、商用のためにダヌカさんはふたたび来日します。この二度目の入国はまったく合法でした。それなのに入管は彼を収容し、入管法違反で起訴したのです。しかも入管は、おそらく彼を不法入国で立件したいがために、最初の入国時に彼が使ったパスポートを本当の身分として、そして彼の本当の合法的なパスポートを偽物として(!)、扱うことに決めたのです。

 ダヌカさんの最初の入国が正規でなかったのは事実ですが、二度目はまったく正規でした。入管が彼を立件した方法こそが、適正な法的手続を欠いており、不正です。ダヌカさんは誰も傷つけず、誰のことも侵害していませんが、入管は法を逸脱した方法で、ダヌカさんの人格と尊厳を否定し、そして彼の基本的人権を奪っています。ただちにダヌカを解放し、彼を本名で扱い、そして彼への退去命令を撤回することを牛久入管に求めます。
 
 詳しくは、以下の記事もご参照ください。
 外国人の出国の権利すら奪う日本の入管 ダヌカさんの即時解放を!(2017.12)




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by p-dragon | 2018-05-26 11:17 | 入管収容の実態(証言)  

東京入管で2件の自殺未遂

Posted on: 2018年 05月 11日


先週から今週にかけて、東京入管で2名の収容者が自殺を図りました。当団体が面会してきた方ではありませんが、複数の収容者の証言により事実を確認しました。両人とも、命に別状はないようですが、傷や後遺症が残っていないかなど、詳しい容態は判りません。

5月10日、イラン国籍の男性が洗剤を大量に飲み込みました。容器2本分を飲んだとも、途中で周囲の人に止められたとも言われています。今は移室され、もとのブロックにはいません。懲罰房(隔離・監視用の居室)に入れられていると推測されます。

もう一名の男性は、先週(5月3日以降の連休中)に刃物で腹部を切りました。ナイフなどは持ち込めないので、文房具の部品になっているような、ごく小さなものを使用したと思われます。

なお3月25日には、当団体が面会しているトルコ国籍クルド人男性イブラヒムさんが、文房具の部品の刃物で首や腕などを切り裂き、自殺を図りました。仮放免不許可を知らされた後のことでした。長期の収容により精神的に追い詰められた末の、突発的な行為です。しかし当局は、男性に治療を受けさせたあと、彼を懲罰房に5日間も監禁しました。苦しんでいる人にさらに鞭を打つも同然の措置です。

東京入管などでは昨年から、収容期間が全般的に長期化しています。一年がたっても解放されない人が珍しくない状況です。東日本入国管理センター(茨城県牛久市)はさらにひどく、二年間の収容すら当たり前になってしまっています。多くの収容者がストレスで冷静さを保てなくなっているために、口論がよく起きています。この状況が続けば、いつまた自殺や急病で死人が出ないとも限りません。

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by p-dragon | 2018-05-11 21:31 | 入管収容の実態(証言)  

牛久入管ハンガーストライキ 収容者の声 入管に抗議を!

Posted on: 2018年 04月 21日

【4月27日(金)追記】 今週のうちに、どのブロックもハンガーストライキを終えたようです。提出した要請書にたいする返答を当局から得たブロックもあるようですが、具体的な改善策などを当局が約束したという話はありません。ひきつづき、入管への監視と抗議を呼びかけます。 

---

 東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されていたクマルさんの自殺(4月13日)を受けて、同センターの収容者がハンガーストライキを始めたことが、国内外のメディアで報道されています。同センターで面会活動にたずさわる「牛久の会」から聞いたところでは、4月18日の時点で約140名がハンストに参加しています。本記事では、牛久入管でのハンストの状況および参加者の声を伝えます(当団体が20日に面会で得た情報にもとづく)。

 読者のみなさんもぜひ、収容者に連帯して、FAXや電話などで当局に抗議し、収容解除を求めてください。

東日本入国管理センター
 300-1288 茨城県牛久市久野町1766-1
 電話 029-875-1291
 FAX 029-830-9010

法務省入国管理局
 100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-1 法務省内
 電話 03-3580-4111
 FAX 03-3592-7368


ハンガーストライキの実施状況
  • 現在、牛久入管には男性のみが収容されている。収容者の居室は 1A, 1B, 2A, ... 9B までのブロックに分かれる。異なるブロックの収容者どうしは手紙でしか交流できない(職員に渡した手紙が翌日に相手に届く)。
  • 今回のハンガーストライキは、クマルさんの自死を知った収容者たちが自主的に始めた。ブロック全員で意思統一して実施しているブロックもあれば、個人が行っているブロックもある。開始や終了(すでに終えている場合)の時期もブロックごとに異なる。ハンスト参加者は、水、塩や砂糖を溶かした水といった飲料以外は、給食であれ購入可能な食品であれ口にしていない。
  • クマルさんが属していた5Aブロックは、彼の自殺の2日後、4月15日(日)からハンストを開始。病人以外の全員が参加している。17日、当局にたいして要望書を提出したが、20日昼の時点で、まだ返答は受け取っていない。他のブロックは、16日からハンストを始めた場合が多いようだ。
  • 少なくとも5Aおよび5Bは、ブロックの総意として21日以降もハンストを継続する。8Aは21日に終了する予定。7Aは約40名がハンストに参加していたが、19日に終了。要望書にたいして来週に返答を出すのでハンストはやめるよう担当職員が約束し、それに応じたため。

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(牛久入管の内部 Seeking asylum in Japan 'like being in prison' BBC 2016.6.8)


ハンガーストライキ参加者の動機と要求

《動機》
  • ここに収容されている人はみんな、自殺したクマルさんの気持ちが分かる。いつ出られるか分からないから。もはや2年以上収容されている人も珍しくない。刑務所を出た人だと3年以上になることも。きちんと刑は務めきったのに、刑務所と変わらない環境に、刑務所以上に長く閉じ込められてしまう。職員に「このままでは自殺するぞ」と言う収容者は多くいる。職員は「そういうことを言うのはやめろ」などとしか返答しないが、軽い気持ちや単なる脅しで言っているのではない。(8A収容者談)
  • 自分もクマルさんと同様、仮放免(収容解除)申請の審査結果を3ヶ月待たされたあとに不許可と告げられた。通知を聞いたとき、心拍が急激に上がり、体温が熱くなって平静を保てず、冷たいシャワーを浴びながら泣いた。だからクマルさんの心境はよく分かる。(5A収容者談)
  • 牛久入管に移される前、東京入管でクマルさんと同室だった。だから、他の人はハンストをやめたが、自分は続けている。自分も彼のように、苦しみにたえられずに自殺してしまうかもしれないと思い、怖くなる。次にあなたに会うまえにやってしまうかもしれない。(2B収容者談)

《目的・要求》
  • 第一に求めているのは、長期収容者の仮放免である。(複数の収容者談)
  • 世間の人に入管で起きていることを知って欲しかったことも目的。ニュースとして伝えてもらいたい。(5A収容者談)
  • 5Bの参加者が当局に出す予定の手紙では、もちろん仮放免を求める。どうして日本人配偶者がいても収容するのか、なぜ病気の人を満足な治療も与えずに収容しつづけるのか、どうして無期限に収容するのかなど、理不尽に感じていることについて返答を求める。(5B収容者談)

《収容の不当性》
  • 自分は難民不認定と同時にビザを更新停止され、収容された。ところが、同じ状態なのに収容されることなく仮放免許可を受けた知人もいる。こんな恣意的なやり方は、ルールとは言えない。(5A収容者談)
  • 数日前、仮放免申請が不許可になった。それを電話で伝えると、配偶者(日本人)は泣いていた。娘はいつも「パパいつ帰ってくるの」と尋ねてくる。自分だけでなく外にいる家族も、入管に首を絞められているようなものだ。(2B収容者談)
  • クマルさん自殺の日、同じブロックの仲間が、金バッジの上級職員に説明を求め、また厳格な収容を見直すつもりがないのか尋ねた。それにたいして職員は、日本の景気が悪いこと、オリンピックが近いことを理由に、これまでの方針は見直さないだろうと答えた。この話を聞いて怒りが沸き起こった。たった数千人の収容者のせいで日本の景気が悪くなるのか? 私は20年以上日本に生活し、結婚して家族もいるが、2008年からの不景気で失業してしまい、家族を養わなければいけないのに、ハローワークには「外国人に紹介する仕事はない」と差別された。(5B収容者談)

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(牛久入管の内部 Seeking asylum in Japan 'like being in prison' BBC 2016.6.8)


報道
 入管収容者が集団ハンスト 東日本センター 長期の拘束抗議 東京新聞 4月16日
 入管収容施設で待遇改善求めハンスト、インド人男性死亡を受け ロイター 4月17日
 入管ハンスト 人権が守られていない(社説) 信濃毎日新聞 4月19日
 Japan detention centre immigrants start hunger strike (BBC, 17 April)
 他多数


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by p-dragon | 2018-04-21 15:51 | 入管収容の実態(証言)  

外国人の出国の権利すら奪う日本の入管 ダヌカさんの即時解放を!

Posted on: 2017年 12月 27日


 私たちSYIは、入管による非正規滞在の外国人の収容と送還に反対しています。ところが今回、入管が外国人の出国の権利すら奪っているという事実が発覚しました。スリランカ国籍の男性ダヌカさん(1982年生)は、2010年11月から6年以上も帰国を妨害されつづけ、現在は東京入管に収容されています。なぜこんなことが起きるのか。ダヌカさんの証言からは入管のさまざまな問題が見えてきます。

ダヌカさんの入国の経緯
 ダヌカさんは1998年に来日し、超過滞在で就労していましたが、2008年に送還されました。彼は偽造パスポートを使い、別人の名前で入国していました。入国当時に未成年だったので単身での入国を許可されない可能性が高かったためです。しかしそのことに入管は気づかなかったのか、不法残留を理由として彼に退去強制を命じました。
 ふたたびダヌカさんが日本に来たのは2010年11月です。ダヌカさんはスリランカで貿易の会社を興しましたが、日本にいたころの知人に紹介されたヤマモトヒロシという人物に商談を持ち掛けられ、スリランカから日本への健康食品の輸出を始めることになりました。そのためにダヌカさんの会社は、スリランカ国営の医療品製造会社と契約を結びました。ところがその直後ヤマモトから、今後に取引を続ける資金がなくなったため、500万円をヤマモトの会社に投資するよう勧められました。ダヌカさんは怪しいと感じましたが、すでにスリランカ政府と契約を結んでしまったため、かんたんに手を引くこともできず、日本に来てヤマモトの会社の実態を確かめてから判断しようと考えました。
 案の定、ヤマモトの会社はペーパーカンパニーで、海外の貿易事業者に商談を持ち掛けてお金をだまし取る詐欺集団でした。しかしそのことが判明したとき、ダヌカさんの身には危険が及んでいました。2010年11月4日、成田空港に到着したダヌカさんをヤマモトは空港で迎えると、千葉県八千代市内のアパートに連れて行き、そこで21日間軟禁し、金を「投資」するよう圧力をかけ続けました。

詐欺と誘拐を無視する入管

 同月25日、東京入国管理局千葉出張所職員および千葉県警八千代警察署職員がアパートを訪れ、ダヌカさんをいったん八千代警察署に連行したあと、すぐに東京入国管理局に移送しました。入管は、ダヌカさんが受けた人身被害のことは無視して、彼が最初に入国したさいの入管法違反のことだけを尋問しました。しかも信じられないことに、ヤマモトがそしらぬ顔で入管まで面会に訪れ、自分のことを他言しないようにとダヌカさんを脅したそうです。これでは、ダヌカさんからお金をだまし取ろうとし、さらには誘拐まで行った詐欺集団を、入管はかばっているも同然です。
 毎日のように入管職員にどなりつけられ脅されることで、ダヌカさんは精神的にも身体的にも憔悴していきました。

入管にだまされ他人の名前で懲役2年に
 ある日、入管職員がダヌカさんに奇妙な約束を持ちかけてきました。入管の指示に従えば、前回の来日時の名前で一時帰国用のパスポートをスリランカ大使館に申請し、ぶじ帰国させるというのです。ダヌカさんは一刻も早く帰国することだけが望みだったので、この約束に応じ、一時帰国用パスポートの申込書を提出しました。
 しかし入管は約束を守りませんでした。入管は、ダヌカという名前(1998年入国時に使用した名前ではなく)が他人の名義であるという虚偽の調書を作成し、さらにはダヌカさんが帰国のために裁判を受ける必要があると伝えたうえで、彼をふたたび八千代警察署に移送しました。警察署では本名で外部と連絡をとることが禁止され、会社の関係者と連絡をとることができなくなりました。こうしてダヌカさんは入管に言われるままに裁判を受けた結果、他人の名前で懲役2年の実刑を受けることになったのです。

スリランカ大使館は身元を証明しているのに...
 ダヌカさんは刑期を終えると、そのまま入管に収容され、2013年11月に仮放免されました。その間ダヌカさんは、彼の本名を偽名とみなす入管の誤った決定を正すために、文書を提出したり、スリランカ大使館に身元を証明してもらったりしました。しかし、それでも状況は改善されなかったので、ついに彼は裁判に踏み出します。
 入管はスリランカ大使館に働きかけて、ダヌカさんのパスポートをブラックリストに登録させることに成功すると、そのことを入管側に都合のいいかたちで報告書を作成しました。しかしスリランカ政府の調査の結果、彼のパスポートはブラックリストから解除され、そのことをスリランカ大使館は入管に文書で知らせています。しかしダヌカさんによれば、証拠を効果的に使うことができなかったため、裁判に勝てませんでした。その後、2017年7月、ダヌカさんはふたたび入管に収容されてしまいます。

執行できない退去強制令書
 当然ながら、スリランカ政府は他人の名前のパスポートをダヌカさんに発行することはありません。したがって、入管がダヌカさんに発布している退去強制令書は、執行できない退去強制令書なのです。ダヌカさんは今、みずからの意志で帰国することも、強制送還でスリランカに戻ることもできません。入管はそのことを分かっているはずなのに、みずからの誤った判断を取り消そうとしません。
 いま東京入国管理局に収容されているダヌカさんは、職員から「あなたに本名を名乗る権利はない」と暴言を吐かれ、入管が登録している名前で書類を書かなかったことを理由に私物を没収されるなどの権利侵害を受けています。

ダヌカさんの即時解放を!
 問題の発端は、入管がダヌカさんの本名を偽名として扱ったことにあります。ダヌカさんを不法入国で告訴するために、事実を捻じ曲げたのだと推測されます。入管にだまされたせいで、いまだにダヌカさんは帰国することができず、収容施設に拘禁されています。過去に彼が身分を偽って入国したことが問題だとしても、そのこと以上の不正を入管はダヌカさんにたいして行っていると言えます。そもそもスリランカという一つの主権国家がダヌカさんの身元を確証している以上、それを日本の行政や司法が争う筋合いはありません。
 SYIはダヌカさんの即時解放と、彼が自分の意志で自由に出国することの保障を、入管に要求します。くわえて報道関係者各位にはダヌカさんへの取材を求めます。ダヌカさんは彼の問題が広く知られることを希望しています。




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by p-dragon | 2017-12-27 17:58 | 入管収容の実態(証言)  

東京入管の収容者の証言(2017.4-9)

Posted on: 2017年 10月 03日

 以下は、本会メンバーが今年4月から9月のあいだに面会した​、東京入国管理局の収容者からの証言です(個人名は無作為にアルファベットに置き換え)。

 9月29日、東京入管の処遇部門で責任者を自称するタニタ(職員番号B901)は、本会メンバーからの質問にたいして、当局職員はつねに「人道」を心がけている、収容者をいじめたり悪い言葉を使ったりはしていない、病気の申告は「詐病であっても」すぐに病院に連れていく、と回答しました。しかし以下にみる証言からは、まったく異なる実態が伺えます。

 現在、​とりわけ深刻なのはAさんです。9月29日午後、Aさんは3回目の仮放免申請を却下されたショックで、シャンプー液を300CC飲み込んで自殺を図り、病院に搬送されました。命に別状はありませんでしたが、収容所に戻されると、隔離房(事実上の懲罰房)に閉じ込められ、さらにはそのさい結婚指輪を(預かりとして)奪い取られました。

 これが当局職員タニタ氏の言う、入管の「人道」配慮の中身です。東京入管では――他の入管収容所でもそうですが――いつまた自殺や死亡事件が起きてもおかしくありません(先月末には、2014年の死亡事件の遺族が提訴しました)。

 本会では抗議キャンペーンを続けています。ともに抗議の声をあげてください。

 東京入国管理局への抗議アクション(2017.10.12予定)
 牛久入管元所長の免職を求めるキャンペーン(2017.5.6から継続中)

 
1 収容の理由、経緯

 入管に収容される理由は、形式的にいえば、難民申請の不認定、離婚、刑法犯などにより在留資格を失ったこと、超過滞在の摘発、仮放免の許可条件への違反などですが、個々人の具体的な事情はさまざまです。たとえ刑法犯で有罪になった人でも、日本から離れられない事情をもつ人は多くいますが、そうした人々がすでに刑期を終えたにもかかわらず、入管施設に無期限に収容することは、不当な人権侵害です。

  • Fさん 10年近く、難民申請による特定活動の在留資格をもっており、法律を守って問題なく生活していたが、在留資格を6か月更新から4か月更新に短縮され、最終的に取り消された。取消のさい、入管職員に「あなたは、この建物を出たらオーバースティだから」と言われ、法律違反になりたくないと嘆願したが受け入れられなかった。
  • Mさん 日本に27年居住。永住資格をもっていたが、仕事が見つからず借金が増えるなか、麻薬の取引の仕事を唆された。逮捕され、裁判をへて刑務所に服役後、そのまま東京入管へ。もはや本国に帰る場所はない。

2 医療上の問題

  • Aさん 2016年12月頃に収容。今年6月4日、盲腸が発覚。前日、腹痛を訴えるも職員に放置され、苦痛と怒りから壁を叩くと、約6人の職員に独房へ連れていかれ、二度と逆らうなと脅された。しかし翌日、流血のため高輪病院へ運ばれ、盲腸と診断。手術後、入管により退院予定日より1日早く退院させられ、抜糸や消毒は自分でやれと告げられる。退院後も傷口から膿が出て腫れている。7月21日、階段で倒れる。8月2日の面会時には、収容前から9キロやせ、食事は一日一回しか取れないと語る。9月12日におう吐、翌日の面会では、傷口から血が出ていると語る。
  • Dさん 片頭痛、非特異的胸痛症、家族性コレステロール。8月の時点で、収容時より13キロ痩せた。病状を訴えるも、家族の遺伝だからしかたがないと職員に言われ、放置されている。
  • Lさん パニック障害、うつ病。独房に移されたため、発作が起きても、ベッドから起き上がらないと緊急ボタンが押せないので大変。薬が効かない。

3 施設環境の問題、職員によるハラスメント


  • Aさん 職員B1072(眼鏡の男性、無精ひげ)にいじめられる。収容者に「お前!」と圧力をかける。逆らうとすぐ大勢の職員で独房に引っ張りこんで脅しをかけてくる。
  • Hさん 送還(デポーテーション)担当と呼ばれている職員がいる。仮放免申請が却下されてから2日から3日後に個室に呼び出してきて、最初は優しく、帰るように促すが、だんだん怒ってくる。こちらが怒り返すと脅してくる。また、収容施設内の職員は日本語が出来ない人をいじめる。
  • Jさん 職員B795、B1095、B596は収容者をいじめる。朝の点呼時、座り方が悪いと難癖をつけられるが、我慢するしかない。そもそも毎朝、点呼にくわえて顏のチェックをされる意味が分からない。
  • Hさん 朝9時の点呼で、同じブロックの全員、約40人の点呼が終わるまで座って待たねばならない。その間、水を飲むこともトイレも禁じられる。意味がわからないから不満。

4 全面禁煙について

  • Bさん 6月に収容施設内が全面禁煙になったことに抗議して、21日に約25人が帰室拒否。その日のうちに制圧され、翌日、彼を含む3名がリーダーと見なされて、それぞれ独房に移される。7月18日の面会時には、体重が72キロから64キロに落ちたと告げる。精神的に憔悴し、入管当局や日本への強い恨みを吐露する。8月、精神病院に一時入院。その後、入管に戻されたが、精神安定剤を処方されており、また記憶力が低下するなど状態はますます悪くなっている。
  • Eさん 自分は煙草を吸わないが、たばこ禁止は日本中で決まったのかと思っていた、入管収容者だけなんてずるい、みんなをストレスにさせてケンカさせることが目的みたいだ、との談。
  • Fさん(追記10月11日) 全面禁煙の実施直後、被収容者同士の喧嘩が激増し、懲罰房(隔離房)がいっぱいになった(9月4日談)。

5 給食の問題

  • Eさん 8月24日の面会では、食べ物が古くてお腹を壊したと報告。
  • Gさん 食べ物が臭いという感想。
  • Hさん 魚が腐っていたので職員に伝えたところ、業者に注意すると返答した(8月24日談)。いつも食事はサンマ、サバばかりで、冷めていて固い。食べたくないのでプロテインでしのぐ。




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by p-dragon | 2017-10-03 09:26 | 入管収容の実態(証言)