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入管収容施設の給食の劣悪さについて

Posted on: 2019年 02月 08日

 入管収容施設の給食がどれほど酷いかを伝えるために、2017年12月の年次報告会で配った資料の一部を、転載します。2017年末時点での東京入管の実態にかんする説明ですが、その後もこれといった改善はなく、そして2018年2月にさらに悪くなりました
 【2月10日 データを最新のものに更新】

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 ......入管収容施設で提供される食事には、健康上、衛生上の問題があります。

 質の悪い食材が使われているようで、食べ物が臭いと多くの収容者が証言しています。腐った食材や虫が混入していることもあります。こうした証言は10年以上前からつねにあります。

 メニューもコロッケ、卵、焼き魚、たまに鶏肉やカレーなど、限られた種類のものしか出てこず、健康によくありません。現在、東京入管では、業者(株式会社祝一)に外注して作らせたものを提供しているようですが、入管が食品の衛生管理の責任を果たしているかどうか疑問です。

 給食にかけられている予算が低いことも一つの原因と考えられます。2017年の東京入管における収容者給食の外注先との契約金額は、1億8672万円でした。同年の東京入管の収容者は、一日平均542.8人なので、一人一食あたり314.2円ということになります。この年はまだ高いほうで、同じ方法で計算すると、たとえば2012年は一食あたり247.5円になります。しかも、この額には材料費だけでなく、人件費、輸送費、受注業者の利益なども含まれています。ところで、同じく給食を外注している警察の留置場では、たとえば岩手県だと一食が約415円となっているそうです(NHKニュース・ウェブ特集「ドラマとは違う 留置場の弁当事情」2017年11月28日)。この数字と比べてみても、入管の給食は相当に低い予算で済まされていると言えます。

 収容者の声 魚が腐っているので職員に言った。業者に注意すると言っていた。いつも食事はサンマ、サバばかりで、冷めていて固い。食べたくないのでプロテインでしのぐ。(Kさん、2017年8月の証言)

 収容者の声 食べ物が臭く、大きな虫半分が入っていて交換させた。(Aさん、2017年9月の証言)。


東京入管における収容者一人一食の推定価格(クリックで拡大)

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by p-dragon | 2019-02-08 08:13 | 入管収容の実態(報道・統計等)  

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