入管への抗議文書

Posted on: 2018年 10月 25日

10月23日のデモで提出したものです。

法務省入国管理局長 様
東京入国管理局長 様

意見書

 入国管理局は、ここ2年ほどのあいだに非正規滞在者の収容・送還をますます強化している。今月には、入管職員による取締りの現場をエンターテイメント化する醜悪なテレビ番組が放映され、取材を受けた東京入管は嬉々として番組を宣伝した。その一方で現政府は、移民労働者に部分的に門戸を開くための法案を通そうとしているが、この国の入管政策によって苦しめられている在留外国人のことは取締の対象としてしか話題にのぼらない。

 しかし今日までの日本の入管政策は、外国人を搾取し、その人権を踏みにじることをもって安全や国益の保全と称する、許されてはならない悪政である。腐敗した入管政策がまかりとおっている現在の日本には、そもそも外国人に働きに来てくださいと頼める資格などないと考える。

 私たちは東京入管局に、また法務省入管局をつうじて他の地方入管局・入管収容所に、現行法内で実施可能な改善策として、以下を要請する。

  1. 帰国できない事情がある非正規滞在の外国籍者に在留資格を認めよ。
  2. 行政裁量権の濫用であり人権侵害をもたらす長期収容をやめろ。3か月を超える収容をするな。
  3. 被収容者の医療放置を是正せよ。

 1については、おもに長期在留者、日本で出生または幼少時から生育した子とその家族、日本国籍者や永住者の配偶者、そして難民申請者が当てはまる。くわえて、仲介業者・機関や雇用先や日本語学校等に搾取されている多くの技能実習生や留学生もまた、そのような搾取の責任が民間のみならず現行の腐敗した入管政策それ自体にあるという理由から、個々の事情にあわせて在留を許可されるべきである。

 2について。送還対象の外国人を行政裁量のもとで無期限に収容できるとする入管の法解釈は、国際人権規約と日本国憲法の双方が万人に保障されるべきものと規定しているはずの基本的自由を、いちじるしく侵害する。無期限収容は今すぐやめねばならない。

 3について。具体的には、公共の救急サービスと同程度の緊急医療体制を整える、入管職員から独立した常勤医師を24時間、全曜日に置くなど、抜本的改善策がとられるべきである。それが不可能なら医療が必要なすべての被収容者は即時に解放すべきである。

以上

SYI(収容者友人有志一同)

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Wattan Net Life より




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by p-dragon | 2018-10-25 12:23 | 抗議・声明  

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