イラン国籍モルテザさんの仮放免と難民認定を! 

Posted on: 2018年 07月 07日

 モルテザ・ムーサーイーさん(男性)は、イランでキリスト教に改宗したために迫害の恐れを抱いている難民ですが、入国以来、すでに2年以上も入管に収容されつづけています。私たちはモルテザさんの要望を受けて、彼が受けている不当な処遇を公表するとともに、彼の仮放免と難民認定を入管に要求します。

ノン・ルフールマン原則への違反
 モルテザさんはキリスト教への改宗を理由とした迫害のためにイランを離れ、日本の入管当局にたいしては難民認定を申請しています。しかし当局は彼の事情を考慮せず、彼に退去強制命令を発しています。この措置は、出身国で迫害される恐れがある人への強制送還を禁じた、いわゆるノン・ルフールマン原則(難民条約第33条)に反しています。モルテザさんによれば、彼が来日したのは初めてではなく、10年前に超過滞在で送還されたとのことです。しかしそれは、今回彼が帰国を拒んでいる理由とは無関係です。難民であるモルテザさんを送還することは許されません。

2年以上の長期収容
 当団体の聞きとりによれば、いま東京入管に収容されているモルテザさんは、2016年6月に来日しました。彼は空港で収容されてしまい、それから現在まで2年以上ものあいだ、一度も入管収容施設の外に出ていません。

医療放置
 医療上の問題もあります。モルテザさんは腰椎分離症を患っていますが、しかし入管は彼に適切な医療を保障せず、仮放免を認めようともしません。以前からモルテザさんは腰の痛みを訴えつづけてきましたが、今年3月13日、東京高輪病院の西川洋生医師(整形外科)により「第五腰椎分離辷(すべり)症」の恐れありと診断されました。かつてモルテザさんはレスリングの選手だったそうですが、レスリングによって生じたスポーツ障害と推察されます。

 今後、腰椎分離の症状が悪化すれば「下肢麻痺」や「膀胱直腸障害」になる可能性があるので、精密検査と手術が必要となる旨、モルテザさんは同医師から説明されました。しかし東京入管は、それからすでに4か月ちかくが経っているのに、彼に仮放免を許可せず、彼をふたたび病院に連れて行くこともしていないのです。

 モルテザさんにたいする医療放置と収容継続は、彼の症状悪化を促し、とりかえしのつかない後遺症に彼を陥れかねない、危険な措置です。東京入管は、ただちに彼に精密検査と手術を受けさせるか、さもなくば即時に彼の収容を解かなければなりません。

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by p-dragon | 2018-07-07 23:04 | 入管収容の実態(証言)  

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