東京入管で2件の自殺未遂


先週から今週にかけて、東京入管で2名の収容者が自殺を図りました。当団体が面会してきた方ではありませんが、複数の収容者の証言により事実を確認しました。両人とも、命に別状はないようですが、傷や後遺症が残っていないかなど、詳しい容態は判りません。

5月10日、イラン国籍の男性が洗剤を大量に飲み込みました。容器2本分を飲んだとも、途中で周囲の人に止められたとも言われています。今は移室され、もとのブロックにはいません。懲罰房(隔離・監視用の居室)に入れられていると推測されます。

もう一名の男性は、先週(5月3日以降の連休中)に刃物で腹部を切りました。ナイフなどは持ち込めないので、文房具の部品になっているような、ごく小さなものを使用したと思われます。

なお3月25日には、当団体が面会しているトルコ国籍クルド人男性イブラヒムさんが、文房具の部品の刃物で首や腕などを切り裂き、自殺を図りました。仮放免不許可を知らされた後のことでした。長期の収容により精神的に追い詰められた末の、突発的な行為です。しかし当局は、男性に治療を受けさせたあと、彼を懲罰房に5日間も監禁しました。苦しんでいる人にさらに鞭を打つも同然の措置です。

東京入管などでは昨年から、収容期間が全般的に長期化しています。一年がたっても解放されない人が珍しくない状況です。東日本入国管理センター(茨城県牛久市)はさらにひどく、二年間の収容すら当たり前になってしまっています。多くの収容者がストレスで冷静さを保てなくなっているために、口論がよく起きています。この状況が続けば、いつまた自殺や急病で死人が出ないとも限りません。

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by p-dragon | 2018-05-11 21:31 | 入管内からの声  

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