入管収容施設における医療放置の実態 急病人に逆らうなと恫喝 3

Posted on: 2018年 05月 04日


 記事1(概要) 記事2(証拠・証言)

 2017年6月における入管収容施設での医療放置(記事1を参照)について、当該男性にたいする退院後の処遇の実態を、時系列で整理しています。本人証言は、当団体が収容中に男性から聞き取ったものです。報道は、東京新聞の記事を参照しています(「収容中「診療1カ月放置」 東京入管、発症日虚偽記載か」2018年4月23日)。

※ 関連まんが ある日の入管51(2017.10.14 公開) クリックで拡大
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2017年6月 手術後
(本人証言) 入管の指示で、退院予定日より1日早く退院させられた。さらに消毒やガーゼ交換など術後の処置は自分でやるよう入管職員に告げられた(6月15日に面会で証言)。退院後にも手術痕が腫れ、膿が出る(7月3日に証言)。

7月21日
(本人証言) この日、男性は収容施設内の階段で日倒れた。

7月23日
(報道) 同日付の東京入管「被収容者申出書」は、男性について「一昨日から急性虫垂炎で手術をした腹部に痛みがあり、膿(うみ)もでている」と記述。しかし、それより前から男性は手術痕の痛みを訴えていた。男性が症状を訴えた日を偽っている疑いがある。

7月24日
(報道) この日にようやく男性は収容施設内で医師の診察を受けた。入管は、この日より前に診察を受けさせた旨、主張している(2018年4月24日上川法務大臣)。しかし、それがいつなのか具体的な説明はない。

8月2日
(本人証言) 当団体との面会で、手術痕から膿が出ていること、また食欲がなく一日一回しか食事を取れないことを伝えた。

8月14日
(本人証言) 当団体との面会で、病院に行きたいが連れて行ってもらえないこと、また男性を常習的にいじめてくる職員の番号がB1072であることを伝えた。職員B1072は、収容者を「お前」呼ばわりし、大声で高圧的に話しかけ、逆らうとすぐに別室につれていき、大勢の職員で脅しをかけてくるとのことだった。なお当団体が面会した他の収容者も、職員B1072について同様の証言をしていた。

9月29日
(本人証言) 仮放免不認定を通知された後、自殺しようと思ってシャンプー液を300CC飲み込み、気を失った。その後、病院に搬送された。収容所に戻されると、10月3日午後まで懲罰房に監禁され、その間、結婚指輪を含めた身の回りの品をすべて取り上げられた。

(別の収容者の証言) 男性はシャンプー液を飲み込んで倒れ、泡を吐いていた。最初、職員たちは彼を独房に入れた。それを見ていた同ブロックの収容者たちが「彼が死んでしまう」と抗議した。その後、ボス(上級職員)が来て彼のようすを確かめ、ようやく病院に搬送された。

10月23日
仮放免許可を受け、男性は収容を解かれる。


 記事1(概要) 記事2(証拠・証言)






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by p-dragon | 2018-05-04 20:10 | 入管収容の実態(報道・統計等)  

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