豆知識②-入管に収容されているのはどんな人?

Posted on: 2010年 02月 13日

〇入管に収容されているのはどんな人?

現在、東京入国管理局には約700人の外国人が収容されていると言われています。
では、どのような人たちが収容されているでしょうか。

入管法では収容できる人を下記のように定めています。

・収容令書が出ている人
・退去強制令書が出ている人

具体的な例を挙げると、

・正規の方法で入国しなかったいわゆる「不法入国」の人
・在留資格が過ぎても滞在しているオーバーステイ(超過滞在)の人
・資格外活動を行った人(留学で来たのにスナックでアルバイトしたなど)
・在留資格を取り消された人などです。


〇様々な事情や背景を持つ外国人

しかし、一口に「不法入国」や「超過滞在」といっても、それぞれの人が持つ事情や背景は様々です。
例としては、

・難民申請中の人
・日本人と結婚したがまだ在留資格が得られていない人
・日本で生まれたが両親が外国籍だったため、生まれたときからオーバーステイとなっている子ども
・幼少の頃に両親に連れられて来日しオーバーステイとなっている子ども
・仮放免延長のために定期的に入管の指定した日に出頭し所在を明らかにしている人

などが挙げられます。

また、赤ちゃんや幼児、その保護者、年配者、病気の人、妊娠中の人については、人道的な観点から見て収容するべきではないといえます。


〇非人道的な全件収容主義

しかし、入管では「全件収容主義」をとっており、「退去強制事由がある人については全員収容するべきである」という解釈をしています。
そのため、配慮すべき人、収容するべきではない人までも収容してしまうのです。


〇更に非人道的な無期限の収容

更に、退去強制令書が出ている人を収容した場合、「送還が可能な時まで収容が可能」とされています。
つまり強制送還、もしくは収容者本人が諦めて自主的に出国する時まで、入管側で無制限に収容期間を延長できるのです。

いつになれば解放されるか分からないこの無期限の収容は、収容された人にとって大変な精神的苦痛となります。加えて収容所内の職員による冷酷な対応や、劣悪な環境によって、ストレスに耐え切れず収容所内で自殺を図る人もいます。


〇家族の分断

また、家族を分断しての収容も頻繁に行われています。
父親だけ、もしくは両親だけを収容し、子どもだけは仮放免を認めるといったことを入管は平然と行います。
家族を分断し、残された家族を精神的にも経済的にも追い詰めるこのようなやり方は、非人道的な行いとしか言いようがありません。
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by p-dragon | 2010-02-13 01:09 | 基本情報  

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