【緊急抗議呼びかけ】死にそうなほど衰弱しているトラービーさんの即時解放を!

Posted on: 2019年 03月 09日


 東京入管に収容されているイラン国籍ホセイン・トラービーさんは、いま非常に危険な状態です。いつ死んでしまってもおかしくないくらいに衰弱しています。詳しい事情は、後述のとおりです。

 この殺人的な収容をやめさせるため、どうかご協力ください! 以下のメッセージを東京入国管理局長に送ってください
 
  • イラン国籍ホセイン・トラービーさんの収容をすぐにやめてください。
  • トラービーさんは、12月末から2月末のあいだに3回も意識を失い、何も飲食できず、排泄のコントロールすらできないほど衰弱しています。このままでは本当に死んでしまうかもしれません。収容のストレスが原因であることは明白です。

 宛先 東京入国管理局長
  108-8255 東京都港区港南5-5-30
  FAX 03-5796-7125


 東京入国管理局に収容されている、イラン国籍男性ホセイン・トラービーさんは、収容がはじまってから、健康が急激に悪化しています。人命にかかわる、とりかえしのつかない事態が、いつ起きてもおかしくない状況です。本人の希望により、彼の状況を公開し、彼の収容継続への抗議を呼びかけます。なお先月までのトラービーさんの状況については、以下の記事もご参照ください。

 トラービーさんの収容をやめろ! 医療問題と家族分離 (2018年8月27日公開、2019年2月10日追記)


1 トラービーさんの症状

 2018年6月末に収容がはじまってから、トラービーさんの健康は急激に悪化しました。最近は、何度も意識をなくしており、誰がどうみてもきわめて危険な状態です。本人の証言および彼に見せてもらった診療記録によれば、経緯は以下のとおりです。

  • 収容開始から食事がほとんどとれず、自弁で購入した栄養ドリンクすら吐いてしまう。2018年6月末から8月末の2か月間に、72kgから56.9kgへと体重が激減、2019年1月には55kgに。
  • 2018年8月頃から、痛み止めなどの、気休めの薬を大量に処方されている。
  • 8月以降、面会室にくるさいには車いすを使用。
  • 8月6日に収容施設内で倒れ、8日には東京高輪病院で診療を受ける。
  • 10月初旬以降、へそから常に出血するようになる。11月と12月に高輪病院外科で診察・検査を受け、おなかの手術創(過去に胆のうの手術をした)からの感染の疑いありと診断され、塗り薬により症状改善。しかし全般的な健康悪化は止まらず。
  • 12月末に意識を失って倒れ、約24時間の記憶がない。

 これだけでも明らかに危険といえますが、今年1月末からトラービーさんはさらに衰弱し、より危険な状態に陥っていきます。

  • 2019年1月27日夜から28日未明のあいだに、ふたたびめまいで倒れ、意識喪失。2, 3日寝込み、そのあいだの記憶がない。
  • 2月頃から、血圧が異常に低下。上の値(収縮期血圧)が70以下なのに、脈拍が120のときもあった。
  • 2月20日に3度目の意識喪失。数日間寝込み、やはりその間の記憶がない。
  • 意識回復後、25日ごろまで「あーうー」としか声が出せず、それ以降も3月はじめまで、かすれ声しか出なかった(それ以前から、話し声はつねに弱弱しい)。
  • 3度目の意志喪失のあと、本格的に、水以外、何も飲食できなくなり、薬も飲めなくなった。入管が食事のかわりに、液体の栄養剤を提供するようになった。しかし職員に強く促され無理して飲んでも、数秒程度で栄養剤を吐き出してしまう。その様子はビデオカメラで撮影されている。
  • 3度目の意志喪失のあと、排泄をコントロールできなくなり、尿をもらしてしまうようになった。入管は大人用おむつを彼に支給している。
  • 3月13日夜、本人から電話。辛い、耐えられない、また面会に来てほしい、ということを繰り返し言っていた。終始、ヒィヒィと辛そうな声で話していた。【3.14 追記】

 以上のように、収容開始直後から、トラービーさんの健康は急激に悪化しています。東京入管はきちんと彼に医療を提供していると主張するでしょう。しかしながら、へその出血以外は、トラービーさんの症状はなにも改善しておらず、それどころか、現状は命すら危ぶまれる危険な状態だと言えます。

 これほどに急激で深刻な健康悪化は、収容のストレスのせいか、入管で処方される気休めの薬(痛み止めや精神安定剤など)を長期間飲んだことによる副作用か、あるいはその両方のせいとしか、説明がつきません。すぐに収容をやめること以外に、解決策は考えられません。


2 東京入管の対応

 トラービーさんはもともと仮放免の状態でしたが、入管に無許可で居所の愛知県から東京都に移動したという、たったそれだけの理由で、2018年6月末に東京入管に収容され、上のような命にかかわる危険な状態に陥っているのに拘禁されつづけているのです。

 今年2月、3度目の意識喪失から、トラービーさんは薬も飲めなくなり、栄養剤すら胃が受けつけずに吐き出してしまいます。それにもかかわらず、ある入管職員は、トラービーさんが摂食拒否していると見なして「ちゃんと薬や栄養剤を飲まないと(反抗と見なされて)仮放免に響くぞ」という趣旨の脅しを彼にかけたそうです。

 いまのところ入管の対応は、栄養剤を提供する(飲めないが)、大人用おむつを支給する、監視カメラつきの個室に移動させる、これだけです。とりあえず様子見という感じで、とても事態を深刻に捉えているとは言えません。こんなにトラービーさんが衰弱しているのに、まだ収容しても大丈夫だと考えているのでしょうか?

 入管収容者は「まるで自分たちは人体実験されているようだ」という感想をもらすことがあります。実際、トラービーさんへの入管の非人道的な対応は、まるで彼がどこまで収容に耐えられるかを試しているかのようです。日本の731部隊やドイツのナチスによる人体実験すら連想させられます。


3 家族分離

 トラービーさんが収容されたのは、彼の配偶者(永住者)が第二子の出産を控えている時期でした。2018年9月、配偶者は第二子を出産します。彼の家族は、産まれてまもない赤ちゃんを抱え、父親なしで、苦しく不安な生活を強いられています。

 今年2月ごろ、トラービーさんの娘(小学生)が「父親がいない」と同級生にいじめられ、けんかになり、いじめてきた子の親に警察を呼ばれるという、ひどいできごとがあったそうです。いじめ自体に怒りが沸きますが、つけ加えれば、これも入管が作り出した家族分離という状態のなかで起きたことです。入管はこのような家族への影響も考慮すべきです。

 トラービーさんがもし死んでしまえば、残された家族は深い悲しみと絶望、そして父親なしの苦しい生活を強いられることになります。命までは失わないとしても、家族のところに戻っても、完全に回復せずに後遺症が残ってしまう恐れがないとは言えません。収容が長引けば長引くほど、こうした危険性は高まります。東京入管は、トラービーさんにたいする殺人的な収容をすぐにやめるべきです。

 
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# by p-dragon | 2019-03-09 08:29 | 個人のケース(証言・抗議)  

紙飛行機につづられた自由を求める収容者のメッセージ

Posted on: 2019年 03月 03日

 3月1日の東京入管での抗議行動のさい、収容者が窓から、紙飛行機につづられた手紙を投げてくれ、その場で読み上げました。

織田 朝日 @freeasahi

入管前行動をやっていると「織田さん!」という声が聞こえて、収容所の窓?の隙間から紙飛行機が落ちてきた。それにはメッセージがこめられていた。

0:09 - 2019年3月2日

https://twitter.com/freeasahi/status/1101499664677781504

 拾うことができた三通のメッセージを転記します(助詞、句読点、長音、漢字の誤記のみ、修正または追加したところがあるが、それ以上の補足は割注で挿入し、なるべく原文どおりにした)。


1

 収容されている人は、この生活をすごして1年いじょう、とてもつらい、くるしい生活を送っている。それでも入国管理局の人たちや局長は私たちの事がどうぶつみたいにあつかっているとしか思えない。

 家族や友だちやそとでまってくれている大事な人たちは、私たちとおなじくらいつらい想いで日々すごしていると感じます。

 そのせいで、私たち収容されている人たちがいこく人は、じさつを考え、じっさいになくなっている方もいる。それは私たちで、収容されている人の家族や友人を考えると、とんでもなく苦しみ、つらいとしか想わない。それもこわいです。いつか私たちはおいこまれて、くるしんで、生きていくじしんがなくなり、自分の人生をあきらめていく〔かもしれない、と考えながら過ごす〕日々はこわいです。

 助けて下さい。助けて下さい。 

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2

 入国管理局で日々すごしているがいこく人は100%自由のないまま日々すごして、ストレスが沢山たまって、おおくのがいこく人はせいしん、あたまがおかしくなり、くるしんでいます。

 この生活の中でやる事は何もありません。だから毎日、家族や友人の事、自分の事を考えるしかありません。その生活の中で考えると、それにこたえる事が出来ない入国管理局長が〔収容者の苦しみに対応しようとしない入管局長にとって〕、私たち〔の扱い〕はどうぶつみたい、メシをあたえておわり、びょうきになったら薬〔治療ではなく、痛み止めや精神安定剤のようなその場しのぎの薬〕、ちゃんとしたてつづきはない。生きるか死ぬかの日々をすごし、いつこの生活がおわるのだろうと日々考え、つらくて苦しい毎日。

 私たちは人をころしていません。もちろんけいむしょに行った人もいます。でもちゃんとはんせいしている人もいる。それだけじゃない。なんみんの人もいる。それを考えると、入管かんけんしゃは心はまったくありません。どうか、助けてください。

 私はFREE USHIKUやODAさん中村さんのおかげで、多くのがいこく人が頑張っている。私はその中の一人でかんしゃします。これからもよろしくお願いします。

 助けて下さい。私たちは人間です。

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3
 ヒトラーのやりかた やめろ!
 いのちを まもろう!
 私 つまと うまれたばっかりの赤ちゃん 二日れんらくない。
 いのちを たすけて。
 かぞく ばらばらに しないでください。
 にんげん まもろう!
 私も せいしんてきに だめになってる。

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# by p-dragon | 2019-03-03 00:02 | アクション報告  

入管収容中の難民ディサナヤケさんの手記

Posted on: 2019年 03月 02日

 東京入管に収容中の難民ディサナヤケさんから、手記を託されました。入管が彼を収容しているせいで、精神障害を患っている配偶者と、生後まもない娘が、父親のいない不安な生活を強いられています。家族が「万が一ひどいめにあって、新しいニュースになってしまう前に」とディサナヤケさんが心配していのは、そのためです。

 参照 入管収容中の難民ディサナヤケさん「私を家族のもとに返してください」


手記原稿(クリックで拡大)
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 12-02-31 [2019]

 中国のパンダの誕生には大きいニュースが出てテレビで世界を喜ばせる時、生まれたばっかりの私たちの赤ちゃんは幸せになれないため、奥様と私は、ばらばらで苦しんでいる。

 フランスでは難民の黒人が、自分よりも〔自分の命をかえりみず〕赤ちゃんの命を助けたことがニュースになり、大統領がビザを認めたりした〔昨年5月26日にパリで4階から落ちそうになった幼児を救出したマリ移民が市民権を与えられるという報道のことか〕。けれど日本の入管は、新しい命を作ってくれた〔当時〕妊娠7か月の奥様を放っておいて出ていけと私に言った。そのことが信じられない。

 毎日テレビのニュースのなかで、子供をいじめたり、殺したりすること〔児童虐待の報道か〕が流れるとき、私たちは子供が欲しくて何年もまちつづけた。自分の命をかけてがんばって生まれてくれた、元気な娘さんを、幸せにさせることができなくて、困っている。

 日本国では、赤ちゃんとお母さんを助けるためのシステムが作ってあるから、心配することはないと思っている人たちは、お父さんとお母さんの愛が必要のないロボットと人間が一緒だと思っているのかもしれない。

 家族をばらばらにして、赤ちゃんと奥様が、万が一ひどいめにあって、新しいニュースになってしまう前に、〔二人を〕安心、安全にさせるために、〔二人が私と〕いっしょに生活することを、〔入管は〕いつ与えるだろう。

 私は何のため? いつまで〔入管収容施設の〕中にいるのだろう。先が見えないせいで、私は精神的に(physically-mentally〔肉体的にも精神的にも〕)9か月〔の収容期間〕のあいだにだんだん弱くなっていることが、いまよく分かっている。そうなったぼくが、生まれた赤ちゃんのために何ができるだろう。でも毎日暗くなると、やわらかい赤ちゃんがそばにいるように感じ、赤ちゃんのにおいがします。いままで娘さんの写真しか見たことないから、かわりに枕しかない。

 私と妊娠した奥様、生まれたあとの赤ちゃんのこと、心配して助けてくれる優しいボランティア〔の皆様〕、柏崎様、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございます。

 日本政府、病院の皆様、心優しい日本人、国の〔スリランカの〕なかまたち、ボランティアさんたち、助けてあげたいという気持ちのある皆さん、心から感謝します。どうもありがとうございます。

 ビプラ・ディサヤナカ(スリランカ)

註 2ページは当団体、柏崎への私信のため省略。なお転記のさい、最低限、語句の追加や修正を施しています。


# by p-dragon | 2019-03-02 10:57 | 個人のケース(証言・抗議)  

ある日の入管65

Posted on: 2019年 02月 26日

この職員、私やクルド人親子が、家族開放の為に必死になってたのを
ずっと見てて、何やら思うところがあったそうです。

「笑いながら(収容者を)殴る先輩の下で働きたくない」と辞めた人も私の中では
立派な人だが、残って変えていく意思をもつ人もまた立派だと思います。

この職員の言葉を信じたい。


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# by p-dragon | 2019-02-26 13:05 | 4コマまんが  

東京入管抗議・激励・面会アクション(3月1日)

Posted on: 2019年 02月 21日

第36回 東京入国管理局での抗議・激励・面会アクション

2019年 3月 1日(金)
 13:00 東京入管前に集合、行動開始
 14:00 抗議申し入れ
 14:30 面会(予定、身分証明書必要)

 昨年、入管法改定をめぐる議論が活発になりました。しかし移民受入の是非を議論する以前に、いまの日本の入管政策には、解決すべき深刻な問題があるはずです。それは外国人労働者の人権否定にくわえて、非人道的な入管収容のことです。

 2018年2月、入国管理局は収容をさらに厳しくしました。オリンピックや入管法改定が予定されるなかで、非正規滞在者および難民申請者への締めつけ強めたのです。

 こうした人々は、日本に定着し社会の一員になっている、出身国で迫害される恐れがある、仲介機関にだまされ雇用者に搾取されて借金が返せない、等々、帰国できない事情をもつ人たちばかりです。そうした人々を無期限に強制収容することにより、出国に同意するまで精神的拷問にかけるのが、日本の入管のやり方です。このような強制収容を、なくさなければなりません。日本の現代の強制収容所に反対しましょう!

 集合場所: 東京入国管理局 正門前(港区港南5-5-30)
 行き方: 品川駅港南口(東口)8番バスのりば → 「入国管理局前」で下車

《呼びかけ団体》
 SYI(収容者友人有志一同)
 http://pinkydra.exblog.jp
 freeimmigrants@yahoo.co.jp
 080-8844-7318

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# by p-dragon | 2019-02-21 15:04 | アクション・イベント  

Protest at Tokyo Immigration Bureau (1 March)

Posted on: 2019年 02月 21日

Protest at Tokyo Immigration Bureau

Friday, March 1, 2019
13:00 in front of Tokyo Regional Immigration Bureau
(Konan 5-5-30, Minato-ku, Tokyo)
Take a bus at the Terminal 8, Konan exit of JR Shinagawa station.

13:00 Demonstration
14:00 Submitting petitions
14:30 Meeting detainees (your ID needed)

SYI (Shuyosha Yujin Yushi Ichido: Immigration Detainee’s Friends)
http://pinkydra.exblog.jp
freeimmigrants@yahoo.co.jp
080-8844-7318



# by p-dragon | 2019-02-21 14:44 | アクション・イベント