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外国人の人権無視を許さない! 抗議行動&申し入れの報告

告知のとおり7日に、「外国人の人権無視を許さない! SYI法務省前抗議行動&申し入れ」をおこないました。

集合後、電話で申し入れの旨を伝え、出てきた法務省総務課の白川氏に申入書(下記)を渡しました。
その後、勤務中の職員にも聞こえるよう、法務省前で一時間にわたり抗議街宣をおこないました。
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「すでに日本社会のなかにいる」移民・難民の権利が最優先という観点から、収容により移民・難民の自由と健康を奪うこと、強制送還によって移民・難民の人生を壊すこと、ビザを与えず居住や就労の権利を認めないことにより、日本は国ぐるみで外国人の権利を侵害しているという事実を訴え、これを改めるよう要請しました。

呼びかけに応えお集まりいただいた皆さま、ありがとうございました。

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2016年10月7日

法務大臣 様
法務省入国管理局長 様

入国管理局による収容と強制送還への抗議申し入れ

 最近、難民や移民の受け入れをめぐる議論がよく聞かれるようになりましたが、日本の入国管理体制はいまだに外国人の権利を無視・侵害するものです。すでに日本に来ている難民や移民の基本的人権という観点から、これに私たちは抗議します。

 第一に、収容の問題があります。いまだに入管収容施設には、無期限の収容による拘禁症状や持病の悪化、医療へのアクセスの不備、外部連絡の厳格な制限、職員による差別発言や嫌がらせなどの、深刻な人道問題が存在しています。施設内での自殺や急死も断続的に起きており、近年ではたとえば2014年3月末に東日本入管センターで2名の被収容者が相次いで亡くなっています。ビザなく外国に滞在し就労することと、そうした人々を裁判もなしに無期限に閉じ込め、精神的、身体的に壊してしまうことの、どちらがより大きな罪悪でしょうか。このような悪に私たちの税金が使われるのは許せません。

 第二に、強制送還の問題があります。先月22日に貴省は、30名をチャーター機でスリランカに強制送還しました。報道では、27年住んでいた人や、家族に日本国籍者がいる人も含まれていたと伝えられています。この件にかぎらず、難民として日本に逃れてきた人々や、実質的に国内社会のメンバーになっている数えきれない人々を、貴省は国外追放してきました。難民の場合には、送還は安全や生命を危険にさらします。難民でなくても、長期在留者は生活の基盤を失い、家族や友人からも引き離されてしまいます。送還中に貴省の職員に殺された人もいます。こうした人々の人生を、日本は国ぐるみで叩き壊し、踏みにじってきたのです。そのことの自覚が貴省にはあるのでしょうか。

 第三に、在留資格の問題があります。貴省は非正規滞在や資格外就労を「不法」「犯罪」と呼びますが、非正規滞在そのものがだれかを傷つけるわけではありません。政府の都合で勝手に「違反」ということにしているだけです。それよりもはるかに問題なのは、難民申請の審査手続のために何年も待たされている人々の多くや、事実上社会に定着しているのにビザのない人々が、就労を禁じられ、移動すら制限され、住民登録すらされず、健康保険などの公的サービスの大部分から排除されていることです。それでもこうした人々が日本に在留しつづけるのは、国外に安心して暮らせる場所がないからです。しかしながら貴省は、偽装対策や治安対策などと言って、こうした人々に疑いのまなざしを注ぎつづける一方、こうした人々の自由と人権を否定していることには無視を決め込んでいます。そもそもアジアや中東やアフリカや中南米出身の人々が日本に暮らすことの、なにが悪いのでしょうか。しかも日本経済は外国人の働き手を利用してきた歴史があるのに、そうした人々の権利は認めずに、不要になったら「出ていけ」と日本は言っているのです。

 以上のような深刻な問題を解決するために、以下のことを私たちは貴省に要求します。

1.入管収容施設への外国人の拘禁をやめること。

2.強制送還をやめること。

3.難民認定の基準と審査手続を見なおし、迅速に、あくまで人権の観点にもとづいて難民審査をおこなうこと。

4.在留資格なしの定住外国人にビザを発行すること。 


SYI(収容者友人有志一同)
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# by p-dragon | 2016-10-09 22:04 | アクション報告  

4コマまんが「ある日の入管」26

彼らの心の叫びはまだまだこんなものではない。

クリックでかくだい。

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# by p-dragon | 2016-10-06 23:21 | 4コマまんが  

欧州難民問題について: はじめに (目次)

欧州難民問題について

柏崎正憲(SYI)

《目次》
はじめに
1.「難民危機」以前における欧州の国境政策
2.難民危機の治安問題化
3.欧州内の矛盾の噴出
おわりに



はじめに

 当会は、日本の入国・在留管理政策が外国人の権利を系統的に無視し、侵害するものであることを問題として訴えてきた。排外主義を過激な口調であおる市民団体は目立ちやすいが、しかし国の制度そのものが、一般市民には見えにくいとしても、きわめて排外的なのである。先日(9月22日)にも、チャーター便によるスリランカへの集団強制送還が行われたが、「27年9カ月」日本に居た人や「家族が日本国籍を持っている」人すら送還されたという(▼1)。こうした実質的に社会に定着している人々ですら、外国に生まれ、ビザがないというだけで容赦なく排除する国で、民間の「犯罪外国人を叩き出せ」という扇動だけを取り締まることが可能だろうか。

 その一方で、このことの裏返しかもしれないが、日本で外国人の人権問題にとりくむ団体や弁護士には、ヨーロッパにおける入国管理や難民受入の制度を理想視する傾向があるように見える。たしかに、収容施設の運用実態や、その改善の試み(独立の査察委員会によるチェック)といった点について欧州諸国と比べると、日本がどれくらいひどいのかに改めて気づかされる(▼2)。ところがその一方で、とくに1990年代以降、欧州諸国における入国管理や難民への制限は強化されてきた。実態にそくしていえば、欧州の移民・難民政策においては人道主義と排除とが共存ないし並行しているのであって、しかも排除の側がますます強くなっている。欧州に学ぶのであれば、そうした負の側面についても批判的に検証しなければならない。

 昨年の夏ごろ、ヨーロッパでは「難民危機」や「移民危機」という言葉がさかんに使われるなかで、難民歓迎の世論が高まった。ふだんは移民や難民の問題に関心が薄い日本でも、この時期には比較的大きなメディア・世論の反応が見られたように思われる。在日シリア難民への取材が増えたり、「シリア難民を受け入れよう」という声が高まったり、9月末の国連総会での安倍首相による難民問題と人口問題とを混同した演説にたいして批判が起きたり、といった具合だ。しかし結局のところ、昨年末にはヨーロッパの難民歓迎の世論は下火になり、日本でも難民への関心はすぐに冷めた。しかしながら、欧州難民問題はまったく解決していない。そこで、近年の(2015年からの、ではなく)欧州難民問題の推移を見ながら、そこにどんな問題があるのかを考えてみたい。

次の記事へ)


【註】

▼1 強制送還スリランカ人30人 チャーター機で(毎日新聞2016年9月23日20時18分 http://mainichi.jp/articles/20160924/k00/00m/040/064000c
 法務省は23日、不法滞在などで退去強制令書が出ているにもかかわらず、送還を拒んでいたスリランカ人30人を民間チャーター機で強制送還したと発表した。チャーター機の利用は2013年から実施しており、昨年にバングラデシュ人22人を送還して以来5回目。
 法務省によると、強制送還されたのは24〜58歳の男女。最長滞在期間は27年9カ月だった。22日に羽田空港を出発し、既に送還は完了したという。家族が日本国籍を持っているケースもあった。送還にかかった費用は約3700万円だった。【鈴木一生】

▼2 たとえば以下を参照。
・入管問題調査会『入管収容施設 スウェーデン、オーストリア、連合王国、そして日本』現代人文社、2002年
・児玉晃一、宮内博史「英国に学ぶ入管収容のあり方」、日本弁護士連合会『自由と正義』2013年04号(http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/kokusai/kokusaishitsu/data/JS_No66.pdf
・新津久美子「入国者収容所等視察委員会制度 イギリス、およびフランスにおける制度運用の実際」、移民政策学会『移民政策研究』第4号(http://iminseisaku.org/top/journal.html#vol04



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# by p-dragon | 2016-09-27 06:54 | 声明・情報・考察  

4コマまんが「ある日の入管」25

あのシンポジウムはいったい何だったんだろう・・・。
結局、計2回しかやらなかったし。
とんだ茶番とういのが正直な感想だった。

クリックでかくだい。

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# by p-dragon | 2016-09-23 00:47 | 4コマまんが  

外国人の人権無視を許さない! SYI法務省前抗議行動&申し入れ(10月7日)

外国人の人権無視を許さない! SYI法務省前抗議行動&申し入れ

とき  2016年10月7日(金) 16:30~18:00
ばしょ 法務省(東京都千代田区霞が関1-1-1) 正面玄関前(日比谷公園がわ)
よびかけ SYI(収容者友人有志一同) http://pinkydra.exblog.jp
    freeimmigrants@yahoo.co.jp 080-8844-7318


昨年、シリアの難民問題が世界的なニュースとなり、日本でも難民の受け入れが議論されました。
しかし忘れられがちなことですが、日本にも難民はすでに来ています。

また近年、将来的に減っていく日本の人口を移民で埋め合わせよう、という議論も起きています。
しかし忘れられがちなことですが、日本にも移民はすでに数多く定着しています。

ところが法務省入国管理局は、こうした人々の多くを、
「不法入国者」「不法滞在者」「にせ難民」などとみなして、自由と権利を奪っています。


以下のような入国管理局の人権侵害に、わたしたちは反対します。

1. 収容に反対!

入管の収容施設は、法的地位を認められない外国人を、
裁判なしに、無期限に閉じ込め、刑務所と同じやりかたで自由を奪います。
収容者の多くは、拘禁ストレスや持病により、心身の健康を悪化させていきます。
ところが入管施設は、まともな医療を収容者に提供しません。

そのせいで、収容施設での病死や自殺が、これまでになんども起きています。
収容を解かれたあとに、健康状態が回復せずに亡くなる人もいます。
収容者の抗議行動もしばしば起きています。

入管収容は、外国人の自由と生存権にたいする侵害です。


2. 強制送還に反対!

法的地位を認められない難民や移民に、入管は強制退去を命じます。
多くの人は、自費の出国に同意するまで、収容施設に閉じ込められつづけます。
それでも出国できない人は、入管職員が大人数でとりおさえ、むりやり飛行機にのせます。
最近では、チャーター便による大規模な強制送還もおこなわれています。

送還された人々のなかには、人生の大半を日本でくらし「帰国」先の言葉すら話せない人もいます。
送還中に職員の制圧によって亡くなってしまった方もいます(国家賠償訴訟中)。

強制送還もまた、人の自由と生存権を脅かす行為なのです。


3. ビザ(在留資格)のない難民・移民の放置に反対!

難民として入国した人々の大半は、数年以上におよぶ審査手続のあいだ、
ひじょうに不安定な在留資格しか与えられません。
しかも99パーセントに近い数が、難民申請を却下され、ビザを奪われてしまいます。
このきわめて低い認定率は、日本政府の認定基準や手続に問題があるせいです。

他方で、非正規滞在またはビザを取り消された移民のなかにも、
出国できない理由がある人、帰る場所がない人は、とても多くいます。

こうした人々はビザのないままに放置され、
ほとんどの権利や公的サービス(住民登録や健康保険など)から排除されています。

難民や移民にたいして在留資格を認めないことじたいが、人権の否定なのです。


こうした数々の人権無視をいますぐやめるよう、
わたしたちは上記の日程で法務省への抗議・申し入れを行います。
ぜひご参加を!
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# by p-dragon | 2016-09-19 22:22 | アクション・イベント  

4コマまんが「ある日の入管」24

1コマ目、面会したことのない人にはちょっと意味が分かりづらいかもしれない。
2010年、牛久入管で収容者が、入管に対する抗議のためハンガーストライキを行い、以来、牛久では収容者と支援者の面会をやりづらくする決まりを作った。
いつのまにか東京入管でも牛久をまねて、同じ決まりを作っていたことに意味不明だった。

補足
数カ月後に知人が面会入った時は、このルールはなくなっていた・・・・。
入管の気まぐれ、迷惑。

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# by p-dragon | 2016-09-08 22:23 | 4コマまんが