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第28回 東京入国管理局への抗議・収容者への激励と面会アクション

第28回 東京入国管理局への抗議・収容者への激励と面会アクション

In English

2017年11月14日(火)
 13:00 東京入管前に集合、行動開始
 14:00 抗議申し入れ
 14:30 面会

日本に外国人専用の収容所があることは、まだまだ知られていません。
難民として逃れてきた人も、日本に長年暮らし続け今更、帰る場所がない人など
みんな一緒くたに不法滞在者扱いされ、入管の都合で収容されてしまいます。
収容所の中では、罵詈雑言を浴びせたり怒鳴ったり、時には集団で暴力を振るいます。
食事も粗末なものを与え、病気になってもまともに治療しない。そういった陰湿なやり方で自ら母国に帰るよう仕向けます。
それでも、どうしても帰れない人達は多く、いつ出してもらえるのか分からない、いつ強制送還されるかわからない生活に絶望し精神を病み、外にやっと出られる頃には、社会復帰できないほどボロボロにされてしまうのです。

人の時間を、人生を奪う権利がどこにあるのでしょうか。
入管に好き放題やらせているのは私たち日本人の責任でもあるのです。
1人1人が関心を向け、いかに入管が私たちの税金でとんでもないことをしているのか知ることが大事です。

まずは私たちの行動に参加してください。
そして入管に反対の声、収容されている人たちへ1人ではない、私たちは味方だと、応援の声を届けていきましょう。


集合場所: 東京入国管理局 正門前(港区港南5-5-30)
行き方: 品川駅港南口(東口)8番バスのりば→「入国管理局前」で下車


《呼びかけ団体》
 SYI(収容者友人有志一同)
 http://pinkydra.exblog.jp
 freeimmigrants@yahoo.co.jp
 080-8844-7318

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by p-dragon | 2017-10-28 10:36 | アクション・イベント  

Protest against Tokyo Immigration Bureau (14 Nov)

Protest against Tokyo Immigration Bureau

In Japanese

14 Nov. 2017
From 13:00 in front of Tokyo Immigration Bureau bldg.
Konan 5-5-30, Minato-ku, Tokyo
Take a bus of terminal No. 8 of Konan exit, JR Shinagawa sta.

13:00 Demonstration
14:00 Submitting petitions
14:30 Meeting the detainees

These days Japanese immigration bureau put stricter control, detaining more foreign residents and violating their basic rights.
Come and join us to say no to detention!

SYI (Shuyosha Yujin Yushi Ichido: Immigration Detainee’s Friends)
http://pinkydra.exblog.jp
freeimmigrants@yahoo.co.jp
080-8844-7318

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by p-dragon | 2017-10-28 10:00 | アクション・イベント  

第27回東京入管抗議・激励・面会アクション報告

10月12日から13日にかけて、私たちが面会していた収容者のうち2名の仮放免が決定しました。
12日の抗議街宣では、収容施設内から、多くの人が「おーい」など応答の声を上げてくれました。

​しかし、入管収容施設の状況そのものはまったくよくなっていません。
今回、より詳しく明らかになった、東京入管の隠蔽体質を伝えます。

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1 職員によるハラスメント

収容者にたいして暴言や差別発言による挑発をおこない、反抗されると他の職員を呼んで大勢で脅したり暴力で屈服させるなど、職員によるハラスメントは後を絶ちません。

前回の行動では、上記のようなハラスメントを日常的に行っている者として、

 職員B1072

の名前と役職を公表するよう要求しました。
その後、収容者をいじめる職員として、

 B596 B795 B1095 B1176

がいると、収容者から報告を受けています。

今回、総務課への抗議文書提出のさいに、調整官のオガタ氏は、前回の要求にあった職員B1072の名前と役職は教えられない、と回答しました。
その理由を聞くと「個人情報なので」とのこと。
しかし「個人情報」は、公職についている人の「名前と役職」を隠す理由にはなりません。
話にならないので、あらためて名前と役職の公開を強く要求しました。

オガタ氏との問答から分かったことですが、前回の抗議文書にたいする当局の対応は、総務課から関係部門に文書の内容を報告するだけで、問題についてきちんと調査したかどうかをすら総務課は把握していないようです。

一応、処遇部門(収容施設を管理する部門)にも話をききに行きましたが、前回と同様、鳥巣およびB1051ナカノは、総務課をつうじてしか話は聞かないの一点張りで、いっさいの受け答えを拒否しました。
9月29日には同部局のタニタが、本会メンバーとの面会に応じたのですが、なぜ日によって対応が違うのか疑問ですが、それにも答えようとはしません。
処遇部門は収容者に暴言を吐く差別主義者の巣窟ですが、そういう部局は一般の市民にたいしても横暴であるようです。

今後もさまざまな手段で、問題の追及を続けていきたいと考えています。


2 入管は収容者の声を聴いている?

今回、総務課オガタ氏は、収容施設内に置かれている「意見箱」に言及し、収容者は職員に内容を確認されることなく意見を投書しているので、もし職員に問題行動があればきちんと対処する仕組みになっている、という趣旨のことを述べました。

しかし、本当にそうでしょうか?
今回、面会した収容者の一人は、処遇に文句を言おうとすると高圧的な職員が来るのでためらう、意見を書くための書式(application form)を要求すると職員は「何のために書く?」と圧力をかけてくる、という証言をしています。

ところで、意見箱とは別に、入管収容施設内の処遇にかんする収容者からの抗議手段として、不服申し立て制度が2001年から実施されています(上記の証言者がapplication formと言ったのは、こちらのことかもしれません)。
しかし、この不服申し立て制度がきちんと機能しているのかどうかすら疑問です。
以下の記事は、10年間に約400件の不服のうち2件しか受理されなかったことを報告しています。

参照「入国管理施設 収容外国人の不服申し立て398件 うち受理は2件」(Spork 早稲田大学ジャーナリズム大学院ウェブマガジン、2014年6月22日 http://spork.jp/?p=5009

不服申し立てや意見箱のような制度は、結局のところ、当局が「収容者の意見を聴いているよ」という体面を繕うためだけにしか役立っていません。
意見箱にせよ不服申し立てにせよ、その内容を確認するのは、けっきょく法務省という同じ組織内部の人間であり、当局の対応は外部の目には見えないようになっているのです。


3 収容施設内の全面禁煙

今年の6月中旬からは、収容施設内が全面禁煙になりましたが、本会はこれにも反対しています。理由としては、

・収容施設を全面禁煙にすることは、そこから自由に出られない人々にたいして禁煙を強制することであり、不当な自由の侵害である。喫煙は一般には法律で許されているのに、それを入管収容者にだけ意志に反して強制することは不平等である。

・当局は「受動喫煙の防止」を理由としているが、それ以前に施設内の分煙は完全に行われており、全面禁煙の必要はなかったはず。

・むしろ禁煙を強いられるストレスで精神的に憔悴している収容者がいる。そもそも当局による収容こそが対象者の心と体の健康を蝕んでいるのであり、当局に他人の健康を云々する資格はない。

これについて、今回、総務課の回答により、全面禁煙は「視察委員会」から昨年度に出た受動喫煙対策にかんする意見を反映した行為であることが判明しました。

参照 2016年度の「入国者収容所等視察委員会」の活動 法務省ウェブサイト
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri02_00026.html

「入国者収容所等視察委員会」は、収容施設の「適正な運営」のために、法曹関係者、学識経験者、医療関係者、NGO関係者など、あわせて10名の外部者から構成される委員会とされていますが、メンバーの名前などは非公開です。

受動喫煙について意見を言った視察委員が、人間の基本的自由や人権という観点を同時にもっていなかったとすれば、残念なことです。
収容そのものが非人道的だという根本的な問題にこそ、視察委員会は目を向けるべきと考えます。





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by p-dragon | 2017-10-17 07:54 | アクション報告  

ある日の入管51

盲腸が治らず、職員の嫌がらせも続き、3度目の仮放免申請もダメになりもう収容されて1年になります。
「結婚したときが幸せだった。だけど入管がすべて奪った。子供が欲しかった時、父親になりたかった時、入管に邪魔された」
彼の無念は尽きることはない。どうかAさんを自由にしてあげてほしい。

クリックでかくだい。
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by p-dragon | 2017-10-14 16:18 | 4コマまんが  

第27回 東京入国管理局への抗議・収容者への激励と面会アクション

第27回 東京入国管理局への抗議・収容者への激励と面会アクション

In English

2017年10月12日(木)
 13:00 東京入管前に集合、行動開始
 14:00 抗議申し入れ
 14:30 面会

入国管理局には在留資格のない外国人を収容する施設があります。

収容されている人々は、職員によるいじめ、厳しすぎる規律、自由のない生活により、身体も心も痛めつけられています。
精神疾患になる方や、自傷行為に及ぶ方が後を絶ちません。
適切な医療を受けることができずに命を落とす人すらいます。
正規の資格がないというだけで、人権をそれほどまで無慈悲に踏みにじる、そのような当局の暴力に私たちは反対しています。

市民の税金で運営される公的施設で、立場の弱い外国人を相手に何が行われているか、その目で確認してみませんか。

参考 東京入管への抗議文書(9月4日)
   牛久入管元所長の免職を求めるキャンペーン(2017.5.6から継続中)
 
集合場所: 東京入国管理局 正門前(港区港南5-5-30)
行き方: 品川駅港南口(東口)8番バスのりば→「入国管理局前」で下車


《呼びかけ団体》
 SYI(収容者友人有志一同)
 http://pinkydra.exblog.jp
 freeimmigrants@yahoo.co.jp
 080-8844-7318




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by p-dragon | 2017-10-12 00:00 | アクション・イベント  

東京入管の収容者の証言(2017.4-9)

 以下は、本会メンバーが今年4月から9月のあいだに面会した​、東京入国管理局の収容者からの証言です(個人名は無作為にアルファベットに置き換え)。

 9月29日、東京入管の処遇部門で責任者を自称するタニタ(職員番号B901)は、本会メンバーからの質問にたいして、当局職員はつねに「人道」を心がけている、収容者をいじめたり悪い言葉を使ったりはしていない、病気の申告は「詐病であっても」すぐに病院に連れていく、と回答しました。しかし以下にみる証言からは、まったく異なる実態が伺えます。

 現在、​とりわけ深刻なのはAさんです。9月29日午後、Aさんは3回目の仮放免申請を却下されたショックで、シャンプー液を300CC飲み込んで自殺を図り、病院に搬送されました。命に別状はありませんでしたが、収容所に戻されると、隔離房(事実上の懲罰房)に閉じ込められ、さらにはそのさい結婚指輪を(預かりとして)奪い取られました。

 これが当局職員タニタ氏の言う、入管の「人道」配慮の中身です。東京入管では――他の入管収容所でもそうですが――いつまた自殺や死亡事件が起きてもおかしくありません(先月末には、2014年の死亡事件の遺族が提訴しました)。

 本会では抗議キャンペーンを続けています。ともに抗議の声をあげてください。

 東京入国管理局への抗議アクション(2017.10.12予定)
 牛久入管元所長の免職を求めるキャンペーン(2017.5.6から継続中)

 
1 収容の理由、経緯

 入管に収容される理由は、形式的にいえば、難民申請の不認定、離婚、刑法犯などにより在留資格を失ったこと、超過滞在の摘発、仮放免の許可条件への違反などですが、個々人の具体的な事情はさまざまです。たとえ刑法犯で有罪になった人でも、日本から離れられない事情をもつ人は多くいますが、そうした人々がすでに刑期を終えたにもかかわらず、入管施設に無期限に収容することは、不当な人権侵害です。

  • Fさん 10年近く、難民申請による特定活動の在留資格をもっており、法律を守って問題なく生活していたが、在留資格を6か月更新から4か月更新に短縮され、最終的に取り消された。取消のさい、入管職員に「あなたは、この建物を出たらオーバースティだから」と言われ、法律違反になりたくないと嘆願したが受け入れられなかった。
  • Mさん 日本に27年居住。永住資格をもっていたが、仕事が見つからず借金が増えるなか、麻薬の取引の仕事を唆された。逮捕され、裁判をへて刑務所に服役後、そのまま東京入管へ。もはや本国に帰る場所はない。

2 医療上の問題

  • Aさん 2016年12月頃に収容。今年6月4日、盲腸が発覚。前日、腹痛を訴えるも職員に放置され、苦痛と怒りから壁を叩くと、約6人の職員に独房へ連れていかれ、二度と逆らうなと脅された。しかし翌日、流血のため高輪病院へ運ばれ、盲腸と診断。手術後、入管により退院予定日より1日早く退院させられ、抜糸や消毒は自分でやれと告げられる。退院後も傷口から膿が出て腫れている。7月21日、階段で倒れる。8月2日の面会時には、収容前から9キロやせ、食事は一日一回しか取れないと語る。9月12日におう吐、翌日の面会では、傷口から血が出ていると語る。
  • Dさん 片頭痛、非特異的胸痛症、家族性コレステロール。8月の時点で、収容時より13キロ痩せた。病状を訴えるも、家族の遺伝だからしかたがないと職員に言われ、放置されている。
  • Lさん パニック障害、うつ病。独房に移されたため、発作が起きても、ベッドから起き上がらないと緊急ボタンが押せないので大変。薬が効かない。

3 施設環境の問題、職員によるハラスメント


  • Aさん 職員B1072(眼鏡の男性、無精ひげ)にいじめられる。収容者に「お前!」と圧力をかける。逆らうとすぐ大勢の職員で独房に引っ張りこんで脅しをかけてくる。
  • Hさん 送還(デポーテーション)担当と呼ばれている職員がいる。仮放免申請が却下されてから2日から3日後に個室に呼び出してきて、最初は優しく、帰るように促すが、だんだん怒ってくる。こちらが怒り返すと脅してくる。また、収容施設内の職員は日本語が出来ない人をいじめる。
  • Jさん 職員B795、B1095、B596は収容者をいじめる。朝の点呼時、座り方が悪いと難癖をつけられるが、我慢するしかない。そもそも毎朝、点呼にくわえて顏のチェックをされる意味が分からない。
  • Hさん 朝9時の点呼で、同じブロックの全員、約40人の点呼が終わるまで座って待たねばならない。その間、水を飲むこともトイレも禁じられる。意味がわからないから不満。

4 全面禁煙について

  • Bさん 6月に収容施設内が全面禁煙になったことに抗議して、21日に約25人が帰室拒否。その日のうちに制圧され、翌日、彼を含む3名がリーダーと見なされて、それぞれ独房に移される。7月18日の面会時には、体重が72キロから64キロに落ちたと告げる。精神的に憔悴し、入管当局や日本への強い恨みを吐露する。8月、精神病院に一時入院。その後、入管に戻されたが、精神安定剤を処方されており、また記憶力が低下するなど状態はますます悪くなっている。
  • Eさん 自分は煙草を吸わないが、たばこ禁止は日本中で決まったのかと思っていた、入管収容者だけなんてずるい、みんなをストレスにさせてケンカさせることが目的みたいだ、との談。
  • Fさん(追記10月11日) 全面禁煙の実施直後、被収容者同士の喧嘩が激増し、懲罰房(隔離房)がいっぱいになった(9月4日談)。

5 給食の問題

  • Eさん 8月24日の面会では、食べ物が古くてお腹を壊したと報告。
  • Gさん 食べ物が臭いという感想。
  • Hさん 魚が腐っていたので職員に伝えたところ、業者に注意すると返答した(8月24日談)。いつも食事はサンマ、サバばかりで、冷めていて固い。食べたくないのでプロテインでしのぐ。




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by p-dragon | 2017-10-03 09:26 | 入管内からの声  

入管収容者の死亡事件(2014年)について遺族が提訴

 2014年3月の東日本入国管理センターでの死亡事件(医療が必要な状態なのに放置されたせいで、2名が2日連続で死亡した)のうち、カメルーン国籍男性の遺族が、先月末、国家賠償を求めて提訴したと、きのう報道されました。

【関連記事】
 茨城・牛久の入管収容所で収容者2人が死亡(2014.3.31)
 3月末に亡くなった牛久入管の収容者2名にかんする続報 (2014.4.1)

 以下の記事1は、児玉晃一弁護士のコメントを「繰り返される入管の死亡事故を止めたい」と要約していますが、人が病気で苦しんでいるのに無視して監禁を続けた結果なのですから、これは入管の間接的な殺人と言ってもよく、少なくとも一般には過失致死の疑いで徹底的に調査されるべき事件です。

 裁判に注目してください。

--- 以下転載 ---

【記事1】
入管収容中にカメルーン人男性死亡 遺族が国など提訴
http://www.asahi.com/articles/ASKB24SLJKB2UTIL00Z.html

 2017年10月2日 朝日新聞デジタル 後藤遼太 

 2014年に東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容中のカメルーン人男性(当時43)が死亡したのは、センターの医療態勢の不備が原因だったとして、男性の70代の母親が国と当時のセンターの所長に1千万円の国家賠償を求めて水戸地裁龍ケ崎支部に提訴した。提訴は9月27日。

 2日に会見した弁護団の児玉晃一弁護士は「センターは男性が体調不良を訴えたのに放置した。繰り返される入管の死亡事故を止めたい」と話した。カメルーン在住の遺族から相談があり、提訴に至ったという。

 訴状や児玉弁護士によると、男性は14年3月30日朝、センターの休養室で意識不明で発見され、約1時間後に死亡が確認された。死亡の2週間前から両足の痛みを訴えて非常勤医の診察を受けた。同29~30日にはベッドから落ちて苦しむ様子などが監視カメラに記録されていたが、センターは医師に相談していなかった。国は今も死因を明らかにしていないという。

 法務省入国管理局は「内容を検討して適切に対応する」とコメントした。

 男性の死亡をめぐっては、法務省が14年11月に医療態勢に問題があったと発表。土日で非常勤医がおらず、外部の医師に相談しなかったことなどを明らかにしていた。


【記事2】
入管収容のカメルーン人「死にそう」と訴えるも放置され死亡…遺族が国を提訴
https://www.bengo4.com/kokusai/n_6744/

 2017年10月2日 弁護士ドットコム

 法務省入国管理局の東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で2014年3月、収容されていたカメルーン人男性(当時43)が「死にそうだ」と、身体の痛みを7時間以上訴えたにもかかわらず、放置されて亡くなる事件が起きた。

 この事件をめぐって、カメルーン在住の母親が、国と当時のセンター所長を相手取り、1000万円の損害賠償を求めて水戸地裁龍ケ崎支部に提訴した。遺族側代理人が10月2日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いて明らかにした。提訴は9月27日付。

●男性は「I'm dying」と声をあげた

 遺族側代理人によると、この男性は2013年10月、成田空港に到着して、すぐに入管施設に収容された。男性が入国した理由は不明だという。同年11月、茨城県牛久市にある東日本入国管理センターに移されたあと、施設内の診療を受けて、糖尿病など病気を患っていることもわかっていたという。

 事態が急変したのは、2014年2月下旬から。男性はこのころから繰り返し、身体の痛みを訴えはじめ、同3月27日には血液検査を受けた。さらに3月29日にも、胸の痛みと不眠を訴えた。同日午後7時ごろからは、苦しみもがきながら「I'm dying」(死にそうだ)と声をあげたり、ベッドから落ちて、床の上を転げ回るなどしていた。

 30日午前3時から職員が気づくまでの約4時間、男性はベッドの下方で仰向けになったまま、ほとんど動かなくなっていたという。30日午前7時ごろ、センターの職員によって、男性が心肺停止状態にあることがわかり、救急搬送されたが、その後死亡が確認された。

 男性の死因は明らかになっていない。彼が苦しむ様子は、部屋に設置されたビデオで撮影されており、職員が観察していたが、29日の動静日誌には「異常なし」と記録されていた。結局、血液検査を受けた3月27日から亡くなるまで、医師による診察を受けることはなかった。

●遺族側代理人「入管の医療体制がまったくなっていない」

 法務省は2014年11月、この事件に関する調査結果を報道機関向けに発表した。この中で、法務省は、(1)外部委託検査による迅速回答指示が徹底されていない(2)死亡前9日間における容態観察と対応が十分でない−−と結論づけている。

 遺族側代理人の児玉晃一弁護士が把握しているだけでも、1997年以降、入管施設内で同様の死亡事件が7件も起きているという。児玉弁護士は会見で「入管の医療体制はまったくなっていない」と指摘。「職員は、自分の家族が同じように苦しんでいても、救急車を呼ばないのか。(収容されている人を)人間として見ていないんじゃないか」と怒りを口にした。

 法務省入国管理局は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「現在、訴状の送達を受けていないが、訴状の送達を受けた場合には、その内容を検討して、適切に対応する」とコメントした。




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by p-dragon | 2017-10-03 08:51