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8月20日に始まったハンガーストライキにかんする申し入れ

東日本入国管理センター 所長 福山宏 様


8月20日に始まったハンガーストライキにかんする申し入れ


 貴センターにおいて100名以上の被収容者がハンガーストライキを開始し、現在まで続いています。

 被収容者は、ビザがないというだけであらゆる自由や権利を阻まれており、仮放免許可の手続や基準も不透明です。そのような状態で密室に何ヶ月も(あるいは一年以上も)閉じ込められてしまっては、ハンストでもする以外にどうすることもできません。かれらを追い込んでいるのは、あなたたち入管職員です。あなたたちが被収容者の思いを無視することは許されません。真摯な姿勢で訴えに応じるべきです。

 そもそも、かれらにビザがないのは、日本の入管行政が出さないからです。特にいま貴センターに収容されている人のほとんどは、ビザがなくともすでに日本社会に定着している人たちです。難民手続中であるのに収容されている人すら多くいます。あなたたちのやっていることは、こうした人々から基本的人権を奪うことに他なりません。それが日本の入管収容の実態です。こんな制度はいますぐ廃止せねばなりません。

 無期限の収容や収容施設の環境、仮放免の手続きや許可基準の不透明さは、被収容者の心身の健康を深く損なわせます。仮放免されたとしても、正式なビザが出ないかぎりは職にも就けず、さまざまな自由や社会権を奪われています。しかも今年7月に始まった在留カード制度のせいで、ビザのない外国人はIDをもてなくなってしまい、それが社会生活をより一層難しくしています。こうしたすべての仕組みが、外国人の権利の侵害であり、かれらへの系統的な抑圧です。したがって、かれらにビザを出すだけではなく、これまでかれらに与えてきた損害を補償する責任が、入管および日本政府にはあります。

 したがって、以下三点を要求します。


1. 被収容者との話し合いを、被収容者じしんが納得するまで続けること。

2. これ以上の収容をやめ、非正規滞在者を正規化すること。

3. これまでの収容が被収容者に多大な身体・精神的および経済・社会的損害を与えたことを謝罪し、その損害を補償すること。



2012年8月30日


SYI(収容者友人有志一同)

freeimmigrants@yahoo.co.jp





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by p-dragon | 2012-08-30 15:47 | 声明・情報・考察