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ある日の入管62

Posted on: 2018年 07月 28日

今回は文章が長い。誤字脱字も多いと思うので、少しずつ直していくと思います。
私の記憶とメモ書きで、このような会話を文章にしました。
会話の順序は違っている部分もあると思うのですが、言われた事はほぼ間違いありません。


東京入管では面会するとき、10人だったら10枚、面会票をいちいち書かなきゃいけない。
相当の手間である。そして、例えばAさんが東京入管にもういないと受付けで言われれば、
Aさんの名前と自分の個人情報(名前、住所、生年月日、身分証の番号)を書いた受付表は返してもらえていた。

それが、ある日突然、返してもらえなくなった。
紙には自分の個人情報が書いてある。今までは、返してもらって自分で破棄していた。
それをルールが変わったと言い出し、取り上げられてしまった。
些細な事ではあるのかもしれないが、こいいう自分の個人情報しか書いていない紙切れですら
入管が取り上げる権限を持つという事が怖くなった。ただ、いつものように返してくれればいい話である。
私は何度も1Fの受付で返してもらう事を訴えたが、まるで子供扱いするかのように、紙きれを
私の伸ばす手が届かないよう、天井のほうに掲げる。
もう1人の職員は「嫌なら面会しなくたっていいんですよ」と冷ややかな口調。

もう話にならないと思った私は7階のほうの受付に行き、受付責任者にクレームをつけた。
「理由は、間違っていないと言っておきながら、その人がいた場合、この事をそちらに報告するため」
意味わからない。そして、そちらの都合ににか過ぎない。

私は「私の個人情報だ、もういらないものなのだから返してもらうのが筋だ。これじゃドロボーじゃないか」と
強く主張した。

奥の部屋から白髪で50代くらいの職員が走ってきて
「うるさい!静かにしろ!うるさい!静かにしろ!!」
と何度も私以上に大きな声で怒鳴ってきた。
あなたは誰かと聞くとバッジを見せB684だと言う。

私「私は織田といいます、あなたの名前を教えてください」
B684「こんなに人がたくさんいる前で、教えるわけないだろう!あんたと個人的に2人きりになったら教えてやるよ」
私「じゃあ、2人きりになろうよ、あっちにいこう、おいで」
B684「なにがおいでだ!なめてんのか!あー!!」
B684は元々、2人きりで話をする気なんかなかった。単に馬鹿にしたかっただけだった。
私「あんた、それでも公務員なの?」
B684「それがどうした!公務員差別かあ?公務員にも色々いるんだよ」
とんでもない暴言である。
B684「あんたたちが納得する理由なんていらないんだよ」
私「無責任だ」
B684「10億人いたら全員に納得させられるわけないだろう!」
私「10億人?」
B684「物の例えだよー!!」
いちいち怒鳴る。
B684「今までのやり方が間違いだったんだから、しょうがないだろー」
私「そんないい加減でいいの?」
B684「ですね~」
私「ちゃんとした説明が欲しいんですよ」
B684「嫌ですね」

私の覚えている限りではこんな酷い感じだったが、もっとたくさん酷い事を言われたと思う。

急に下っ端職員2人が、B684に肩入れしだした。
下っ端1「織田さんが大きな声を出すから行けないんですよ!」
下っ端2「こっちはちゃんと説明しましたよ!文句があるなら総務課に行ってください!」

男の職員3人が、一斉に私1人をなじりだした。
こういうやり方か・・・・。
収容されている人々の気持ちが少し身をもって分かった気がする。
なにが説明しただ、一方的過ぎて説明になっていない。

私はいつも顔を合わせている職員が、そんな酷い事を言うので
「あなたは、いつもは良い人だけど今日は酷いよ」
と訴えると
B684「良い人とか言ってんじゃねーよ」
私「言ったっていいじゃない」
B684「情に訴えて、良い人とか言ってんじゃねーよ」
そこまで言う権利があるのだろうか。はじめっから話し合いにもならないが、これは単なる悪口だ。
B684「ほら、文句があるなら総務課行け」
私「総務課関係ないじゃん。話したって、私はそんなの知らないて言われるだけだよ」
B684「よくわかってるじゃないか~あ、じゃあ、総務課に行け!」
私「え?何言ってんの?」
B684「だから総務課に何度も行ってるから、総務課の事わかってるんだろ。行けよ」
もう話にならないので、私は面会の手続きを始めようとした。

下っ端「私たちのやり方で納得をしないのならば面会できません!納得しましたか?」
これは脅迫だ。うんと言わなければ、面会させてもらえない。
こうやって徹底的に屈服させようとする、今まで外国人たちにそうしてきたように。
私「いいから、時間がない。面会する」
下っ端「納得したと言わなければ、面会させません」
あんたのこと心底、見損なったよ。

B683「納得できないなら、面会しなくていいんだぞ~!帰っていいんだぞ~!」
私の耳元で罵倒し続ける。私はもう徹底して無視をすると、B684はしばらく黙って
そのうち行ってしまった。

B684のこの下劣な対応は許されることではありません。
入管の中では誰も注意する人がいない無法地帯なので、このような事が当たり前の
ようにおこなわれているのです。
今回の件で、より明るみになった事がせめてもの救いです。
まだまだ続きはありますが、今日はこの辺で。

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by p-dragon | 2018-07-28 16:00 | 4コマまんが  

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