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2017世界難民の日・集会+抗議行動の報告

Posted on: 2017年 06月 22日

18日の集会「入管の人命軽視を問う」と、20日の法務省入管局への抗議申し入れを完了しました。

(報告 後日追加)

20日の行動を OurPlanet-TV に取材していただきました。
世界難民の日「外国人の人権守れ」法務省に申し入れ 記事 動画

以下は法務省入管局に提出した、18日集会の決議文です。

 法務省入国管理局長 様
 東日本入国管理センター所長 様

 前略 下記の集会決議にのっとり、三点にわたって貴局に要求いたします。


集会決議

 日本の入国管理局における人命軽視の実態を明らかにするために、わたしたちは今日ここに集まりました。
 3月25日、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で被収容者のグエンさんが亡くなりました。これについて同センター所長(当時)の北村晃彦氏は、報道にたいして「処遇に問題はなかった」と言い放っています。当局が可能なかぎりの手をつくしたにもかかわらず命を落としたとでも言うのでしょうか。実際には、グエンさんは病による苦しみを訴えていたにもかかわらず職員に放置されたまま、孤独に死んでいったということが判明しています。これでは当局が彼を間接的に殺したのも同然です。そしてまったく信じられないことに、国の行政機関による人命軽視によって一人の人間が死に追いやられたというのに、誰も責任をとらずに済まされているのです。
 今日ここで同時に確認されたのは、このような入管での痛ましい事件が、今に始まったわけでは決してないということです。これまでずっと、入管当局の収容により無数の人々が心身をさいなまれ、人生を破壊されてきました。そして、入管当局の職務下において多くの人々が命を落としてきました。なぜこのような悲劇が繰り返されるのか? 在留資格のない外国人の人権や、さらには生命さえをも軽んじる腐敗した風潮が、入管当局にはびこっているからではないでしょうか。当局の責任が問われないという事態が、そのことを客観的に示していると考えます。
 入管の職務下における人権侵害は、当局が公的に責任を負わないかぎり、今後も繰り返されるでしょう。したがってわたしたちは、そのような公的責任を追及すべく、法務省にたいして以下の要求を掲げることを、ここに決議します。

1.2017年3月25日、東日本入管センター7Bブロックにおけるグエンさんの死亡の経緯を調査、公表すること。

2.事件当時、東日本入管センターの責任者(所長)であった北村晃彦氏を懲戒免職とすること。

3.入国管理局の職務下において、対象者に死亡または心身の障害を引き起こすかもしれない一切の行為(収容を含む)をやめること。

 2017年6月18日

 集会「入管の人命軽視を問う なぜ人が死んでも責任を取らないのか」参加者一同
 主催団体 SYI(収容者友人有志一同)

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by p-dragon | 2017-06-22 09:03 | アクション・イベント  

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