10.22東京入管申し入れ

10月22日に、東京入管に申し入れをおこないました。

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法務省入国管理局長 様
東京入国管理局長 様


申し入れ


 私たちSYI(収容者友人有志一同)は、外国人の収容をはじめとする法務省入国管理局の人権侵害を監視し、問題にしてきました。しかしながら、入管行政の問題の本質的な部分は、今日までまったく改善されておりませんので、ここに改めて抗議いたします。

 第一に、東京入管では、今年度に入って、仮放免者の一時旅行許可手続きが変更され、訪問先住所、時間、誰と会うのか等、非常に細かく申告させられています。そもそも、都道府県単位での移動を許可制にすること自体、収容に準ずる自由権の侵害であり、人間の尊厳への否定と言えますが、その上このような厳格化をすることは、実質的な移動の妨害に他ならず、もはやいじめや嫌がらせでしかありません。夏には、仮放免者が東京入管の仮放免延長窓口で抗議をしましたが、担当職員は「あなた達は退去強制令が出ておりますので、速やかにお帰りください」と、仮放免という制度を無視した、根拠にならない、人を見下した回答をしました。これは到底、許されることではありません。

 第二に、収容および強制送還そのものの問題です。長年続いてきた、入管の外国人への人権侵害は、最近ではまたメディアに取り上げられるようになっています。ここ数年のあいだにも、強制送還の末の死者や、収容中の死者・自殺者が多く出ており、これが「法律にもとづく収容」という決まり文句では正当化できない深刻な人道的問題であることは、市民にとっても自明なことです。入管施設に収容されている人々にはさまざまな事情があり、日本に庇護を求めてやってきた難民や、すでに10年から20年以上にわたって日本に定着してきた人もいます。そうした事情を配慮していると、貴局は表向きには言いますが、しかし被収容者の声を聞いても、難民認定の実態を見ても、そのようには決して見えません。その一方で、超過滞在を「犯罪」として宣伝するネガティヴ・キャンペーンには、貴局は相変わらず熱心なようです。しかしながら、超過滞在の労働者から技能実習制度の「研修生」にいたるまで、外国人を自国の都合にあわせて働かせては追い出していく、そのような入管行政こそ、最大の罪つくりだと言えます。最近にも、東日本入国管理センターの被収容者の一部が、ハンガーストライキを行いました。繰り返しこのような行動が起きるということは、入管行政が一向に改善されていないことの反映です。収容と追い出しを基礎とした入管政策そのものが、人の心を蝕む、最大の犯罪的行為なのです。

 従って私たちは要求します。

 1. 入国管理局の収容制度および施設を解消すること。

 2. 仮放免者一人一人を人間として尊重し、もっと真剣に事情を聴き、日本に暮らすことを必要としている人にはヴィザを出すこと。


2014年10月22日
SYI(収容者友人有志一同)
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by p-dragon | 2014-10-25 12:20 | アクション報告  

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