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入国管理局の実態についての参考文書

Posted on: 2010年 01月 20日

10年以上前は入管職員の外国人に対する暴力は想像を絶するものでした。
収容した外国人を大勢でリンチをして大けがをさせたり、女性に対するセクハラ、レイプなども行われていたと言われています。
外国人が立場の弱いのに付け込み、職員はやりたい放題という人として非常に許しがたいものです。日本にもアウシュビッツ、グアンタナモ、アブグレイブ刑務所があると言っても決して大袈裟ではありません。

最近は外国人への支援者も増えたり、非道な行いが世間に少しづつ、明るみになったのもあり、直接の暴力まではなくなってきたようではあります。
しかし、決して収容者に対する待遇が改善されたとは、とても言い切れません。
罪の無い外国人を犯罪者扱いして強制収容する事体がそもそも人権侵害としか言いようがありませんが、相手の自尊心を傷つける言葉の暴力。収容者の言い分には一切、耳を傾けようとしない。何を聞いても嘘と決めつける。病気になっても病院に連れて行かない。何の説明も受けず、訳のわからない薬だけ飲まされる。職員に「先生」と呼ばせる。逆らえは即、狭くて汚い懲罰房へ連れて行かれる。
母国に帰れば命の危険がある難民に対しても「早く、母国へ帰れ」と追い返そうとする。
言いだしたらキリがないほど、入管の行いは人道に反しています。

これから徐々に、入管の情報をこのブログにあげて行こうと思います。
下記は入管に対しての実態が記されている本です。ご参考までに。

~参考文書~
入管問題調査会 『密室の人権侵害 入国管理局収容施設の実態』 現代人文社 1996
入管問題調査会 『入管収容施設 スウェーデン、オーストリア、連合王国、そして日本』 現代人文社 2002
アリ・ジャン 『母さん、ぼくは生きてます』 マガジンハウス 2004
クルド人難民二家族を支援する会 『難民を追い詰める国 クルド難民座り込みが訴えたもの』 緑風出版 2005
土井香苗 『“ようこそ”と言える日本へ 弁護士として外国人とともに歩む』 岩波書店 2005 
難民受け入れのあり方を考えるネットワーク準備会 『難民鎖国 日本を変えよう! 日本の難民政策FAQ』 現代人文社 2002
「壁の涙」製作実行委員会 『壁の涙 法務省「外国人収容所」の実態』 現代企画室 2007
雨宮剛/エルダル・ドーガン 『私の人生、これなに?在日難民達の証言』 自主出版 2006

by p-dragon | 2010-01-20 23:55 | 基本情報・豆知識  

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